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 「情報システムは便利なだけでなく、使い手に“感動”を与えるべきだ」――。RIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)技術に特化したシステム開発企業であるデルタポートの影山 大介社長は、こう主張する。2009年6月には、資格取得支援のネットサービス「ライブカレッジ」を開始した。「3分で理解できる」ことを念頭に開発した同サービスは、RIA技術を駆使した操作方法が特徴だ。(聞き手は玉置亮太=日経コンピュータ)

デルタポートの業務内容は。

 RIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)技術を使った情報システムの開発だ。当社は元々、Webに特化したデザイン会社として、2000年にスタートした。業務システム開発に進出し始めたのは2005年のこと。主にアドビのFlash技術を使ったシステムを開発する。

 これまでに大手自動車会社の商談支援システムや、同社系列のパーツ販売会社の受発注システム、ISPであるニフティの会員申し込みフォームなどを、RIAで開発した。

なぜRIAに特化するのか。

 ITや情報システムを通して得られる価値を高めるためには、ユーザーインタフェースのデザインや利用者の使い勝手を抜本的に改善する必要があると考えているからだ。これまでの情報システムは、機能や作業効率を追求する一方で、あまりにも利用者のことを考えなさすぎた。

 ITや情報システムにも、利用者が使って「楽しい」と感じるなど、利用者に感動を与えたりする要素が必要だ。最近は「ユーザー体験(エクスペリエンス)」という言葉で、楽しさや感動といった要素にも注目が集まるようになってきた。ようやくITにも、機能とユーザー体験のバランスを考える傾向が出てきたと感じている。

 使いやすさの観点からも、RIAは有効だと考える。今や情報システム利用者のすそ野は、大きく拡大している。必ずしもITのスキルや情報リテラシが高くない人も、業務をこなすために情報システムを使わざるを得ないケースが増えている。だれでも簡単に使えるシステムなら、トレーニングにかける時間や費用を節約できるしミスも減る。

2009年6月に開始した「ライブカレッジ」とは、どんなサービスか。

 インターネットを使った学習支援サービスだ。当社は「ネット通学」と呼んでいる。講師と生徒が同時にネット上の仮想教室に集まり、授業を受ける。利用者の手元にはインターネットに接続したパソコンがあればよい。

 実際の学校で学ぶ感覚を、可能な限り再現することを目指した。授業は録画した動画をストリーミングで流すのではなく、決められた時間に沿って講師が実際に講義を実施し、生徒もその時間にパソコンからネットにアクセスし、講義を受ける。実際の学校と同じように時間割がある。