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 篠田プラズマの「Plasma Tube Array(PTA)」は、厚さがわずか1mmしかなく曲げることも可能な超大画面のPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)である。オフィスや店舗などで映像や情報を表示する広告媒体である「デジタル・サイネージ」向けとしては、画面サイズ、消費電力、形状の自由度、重量などの点で、大手パネル・メーカーが製造する液晶パネルやPDP製品を脅かす可能性を秘めている。

PDPを再発明

篠田プラズマが試作した高さ1m×幅3mのPTA。1m×1mのパネルを3枚組み合わせて構成している
篠田プラズマが試作した高さ1m×幅3mのPTA。1m×1mのパネルを3枚組み合わせて構成している
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 PTAの特徴は、ガラス基板をベースにして作る多くのFPD(フラット・パネル・ディスプレイ)とは全く異なる製造方法にある。面の上に部品や材料を積み上げてパネルを構成するのではなく、機能を持った線を平らに並べてパネルを構成している点が画期的だ。

 まず、1mm径のガラス・チューブ内に、放電ガスやRGB(赤緑青)それぞれの蛍光体などを封止する。このチューブを並べて上下からフィルム状の電極で挟み込む。そして電圧をかけると、電極が交差する個所が放電し発光する仕組みである。作りたいパネルの大きさに合わせてチューブの長さを決め、必要な本数だけ並べれば、原理的には制限なく自由なサイズのパネルを製造できる。