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 米MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏は,アナリスト向け経営説明会の中で,同社の主力製品である「Windows」は四方八方から集中砲火を浴びていると語った。対抗馬は,米Appleの「Macintosh」,Linux,米Googleの「Android」,そして新顔の「Chrome OS」などだ。だが,あれこれ騒がれつつも,Windowsは依然として強大な勢力を誇っており,この1年でも状況は何ら変わっていない。

Take1:ライバルを横目にWindowsの勢力は依然強大

 例えばAppleは,Microsoftが新しい会計年度に入った2008年夏にシェアを若干伸ばしたもの,最近の2期では再び数字を落とした。世界のパソコン市場におけるMacintoshのシェアは依然として3.5%前後にとどまっている。Linuxは1%程度で,勢力はさらに小さい。話題となっているGoogleのOSも,まだせいぜい芽が出たばかりと言える。

 一方Microsoftは,過去最高のバージョンのWindowsの出荷に向けた準備を着々と進めている。となると,結論はおのずと明らかだ。「Windowsの勢力を維持することが最重要事項だ」とBallmer氏は述べている。

Take2:Windows Mobileには変革が必要

 同じ経営説明会の中で,Microsoftのエンターテイメント&デバイス部門担当プレジデントであるRobbie Bach氏が述べたところによると,モバイル機器用OS「Windows Mobile」の市場シェアがこの1年で低下し,同社は対策に取り組んでいるという。シェア低下の原因はたくさんあるが,中でも特に目立つ理由の1つを同氏は認めた。現在のスマートフォンの成長は一般消費者が大きな原動力となっているのに,Windows Mobileの使用感や操作性には親しみやすさやワクワク感,先進性が欠けているということだ。

 「Windows Mobile搭載機を批評すると,ビジネス用途としては非常に使いやすいが,Web閲覧,メディア,動画などの一般消費者向けの用途としては操作性が十分ではない」と同氏は述べている。

 同社はこの状況をいかにして打開するつもりなのか。もちろんマスタープランはある。「事業の遂行と展開をもっとうまく進める必要がある」と同氏は語る。ごもっとも,としか言いようがない。