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小林 範子 氏
セプテーニ コミュニケーション戦略本部 SEO部 部長
小林 範子 氏

 自社サイトや自社商品のサイトに顧客を誘導したい企業にとって,GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果はとても重要だ。自社に関連するキーワードの検索結果で,自社サイトや自社商品のサイトが上位に表示されると,それだけ多くの顧客をサイトに誘導できるからである。

 各検索エンジンは,独自のアルゴリズムにより,Webページの様々な要素を評価して検索順位を決定している。これらの要素を,自社のWebページにバランスよく取り込み,検索結果の上位に表示されるようにする技術を「SEO(検索エンジン最適化)」と呼ぶ。このSEOを駆使して,顧客のWebサイトを検索結果の上位に表示するための対策を施すのがSEOコンサルタントである。

 「SEOコンサルタントの仕事はSEO対策だけではありません。Webサイト全体の最適化も提案します」。こう話すのはインターネット広告事業が主力のセプテーニでSEOコンサルタントとして働く小林 範子氏だ。小林氏は,同社のSEO事業の立ち上げから携わり,現在はSEO部の部長を務めている。

 小林氏の仕事は,SEO対策を中心にユーザビリティやコンテンツを改善し,顧客のWebサイトのアクセス数を増やすことだ。コンサルタントとして営業に同行する傍ら,常に顧客のWebサイトを監視して問題があれば改善提案を行う。SEO技術の開発や新しいサービスの開発にも余念がない。極めて多忙だが,やりがいも大きい。自分の仕事が顧客のビジネスに直結するからだ。「顧客サイトの表示順位が上がり,実際に売り上げの増加につながったときが一番嬉しいですね」(小林氏)。

最も必要なのはコミュニケーションスキル

 SEOコンサルタントの仕事には,Web制作に関する知識が必須となる。しかし最も必要なのはコミュニケーションスキルだ,と小林氏は話す。「顧客の要望を正しく聞くため,また時には顧客を説得するために,高いコミュニケーションスキルが必要です」(小林氏)。

 SEOの分野では「SEOスパム」や「ブラックSEO」と呼ばれる違法なSEOが横行している。「『SEOは裏技』と考えている顧客も多い。違法なSEOとの違いを理解してもらって我々のサービスを信頼してもらえるように説明するのも,SEOコンサルタントの大事な仕事です。このためにもコミュニケーションスキルが必須です」(小林氏)。

 今では専門学校でSEO関連の講師も務める小林氏だが,社会人になったばかりの頃は人前で話すことが大の苦手だったという。コミュニケーションスキルを高めたいという思いから,パソコンのインストラクタの資格を取得。一般企業の事務職からパソコン教室のインストラクタへと転職した。「パソコンに興味があったこともありますが,あえて苦手なことにチャレンジしようという思いが強かったです」(小林氏)。

 その後,Webサービスベンダーの営業職を経て,現職に至る。今後のキャリアプランについて尋ねると「まずは後輩を育てて,SEO部を大きくしていくことが目標です」(小林氏)という答えが返ってきた。

お仕事解説:SEOコンサルタント

SEOをサービスとして提供

 SEOは,企業のホームページや商品紹介のサイトを,GoogleやYahoo!などの検索エンジンのキーワード検索結果の上位に表示させる技術。これをサービスとして顧客企業に提供するのが,SEOコンサルタントである。上位に表示することで,Webサイトへのアクセス数を増やし,顧客のビジネス拡大につなぐ。

 SEOとしては,適切なキーワードを選ぶ,WebページのHTMLにキーワードを適切に埋め込む,有力なWebサイトと相互にリンクを張る,サイトマップを作る,など様々なテクニックがある。

必要なスキル

  • Web制作の知識とスキル
    SEO対策とWeb制作は切り離せない分野。このため,HTMLやWebページのレイアウトを定義するCSS(Cascading Style Sheets)などのWeb制作全般の知識とスキルが求められる。
  • コミュニケーションスキル
    顧客の要望を正しく聞くためにコミュニケーションスキルは必須。営業に同行して顧客を説得する機会も多い。