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 EC(電子商取引)サイトやWebサイト構築などを手がけるSAVAWAY(サバウェイ)。同社のネット通販支援サービスを利用する企業が、2009年7月末で1000店を突破した。仮想モールに出店する人気店の店長たちの間に広がり、ここ数カ月で急成長している。SAVAWAYの川連 一豊社長は、「自分がほしい通販システムが見あたらなかったので自分で創った」と語る。人気の理由や起業までの経緯などを聞いた。(聞き手は島田 昇=日経コンピュータ)

SAVAWAYの事業内容は。

 インターネット通販における多店舗展開を支援するためのサービス提供が中核だ。仮想モールにおける“本店”に相当する独自ドメインサイトを構築するための「マルチドメインカート」と、複数の自社運営サイトにおける在庫を一括管理する「ストックギア」の二つが主力サービスだ。これら二つサービスが売り上げの7割を占める。残り3割はコンサルティングサービスだ。

 自社サイトや仮想モールで多店舗展開する企業は多いが、これらをスムーズに連携できるサービスはほとんどない。そのため、当社サービスが受けているのだろう。当社の従業員数は約50人だが、大半が技術と、デザイン、サポートの担当で、営業担当者は1人もいない。それでも利用企業数が急増しており、2009年7月末で取引先は1000社を突破した。

マルチドメインカートとストックギアの特徴は。

 通販サイトの運営者たちにとって、“かゆいところに手が届く”サービスであることだ。私自身、もともと仮想モール「楽天市場」に出店する店舗の責任者だった。出展者がどんなことをやりたいのか、どんなことに悩んでいるのかが、手に取るように分かる。そのノウハウを当社サービスに凝縮している。

 確かに、マルチドメインカートと同じコンセプトのサービスは多数ある。しかし、使い勝手が全く違う。例えば、同じ商品でも色別といった、アイテムよりも細かい単位である「SKU」ごとに在庫設定ができたり、購入者が商品購入手続きを完了するまで一貫して自社ブランドのデザインで画面を表示できるようにするなど、実際に通販サイトを運営したことがなければ気付かない機能が複数ある。

 ネット通販を展開している人たちの間では、楽天に出店していた頃の私の販売実績や、店長間のネットワークなどが知られていることも、取引先の増加に寄与しているようだ。

仮想店舗の店長から、SAVAWAY起業までの経緯は。

 もともと、家族や親戚に起業家が多かったため、子供の頃からぼんやりと「起業したい」という思いはあった。しかし、キーボード奏者の道にのめり込んだり、これといった事業ドメインが浮かばなかったりしたため、企業に就職した。鉄の加工会社の生産管理業務や、映像制作会社でのデザイナーを経て、ウレタン素材を扱うソフトプレンに入社した。