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 SuicaをはじめとするICカードに代表される「ID」を取り巻く現状と今後の発展についてまとめた一冊。ビジネスと技術の両側面から解説する。

 興味深いのは「諸外国におけるID事情」の章。統合IDを利用したり、各領域で使うIDを基幹IDコードでひも付けたりと、各国で異なるアプローチ方法を紹介する。いずれの国もIDを利用した公共サービスの充実度がうかがえ、日本が抱える課題がおのずと見えてくる。全編を通して丁寧な記述で、IDビジネスの知見を深める上で貴重な解説書となる。

2015年のIDビジネス

2015年のIDビジネス
野村総合研究所 IDビジネスプロジェクトチーム著
東洋経済新報社発行
2100円(税込)