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 今回も,アルバイトの鶴橋さんとの会話から,7月に売れた書籍を振り返っていきましょう。

「さて,今月ご紹介の新刊は,カットシステムから出た『やさしいコンパイラの作り方入門』。でこれに関連して,覚えてるかな? 5月にサイエンス社から『コンパイラ』という本が出ていて・・・」
「5月かあ。あの頃はまだ暑くなかったんだよなあ。5月に帰りたいなあ・・・。アイス食べたい」
「そのサイエンス社のは新刊と言っても改訂第2版だったし,本体で8800円という値段もあってどうかなあと思っていたら,これが案外好評で,いまだに平積みで販売できてます。それから7月にはソフトバンクから『ふつうのコンパイラをつくろう』という本が出て,これも地味ながら動いてくれている。プログラミングにコンパイルという工程は必須だというのはわかってたけど,次々と新刊が出て,それでちゃんとこういう需要があるということは,今月のこの『やさしいコンパイラの作り方』にもちょっと期待しているところです」
「ああ,アイスがお空を飛んでいくわあ」
「幻覚?」

「ちょっと気分がしっかりしてきたかも。やっぱアイスは効くわあ」
「ほれ,仕事仕事。7月のベストを見ていくよ。また一覧にして並べてみよう」

1.イライラ解消!エクセル即効ワザ99 (日本経済新聞社)
2.クラウドコンピューティング入門 (インプレスコミュニケーションズ)
3.ITアーキテクトのためのシステム設計実践ガイド Vol.1 (日経BP出版センター)
4.ITIL V3ファンデーション (翔泳社)
5.クラウド大全 (日経BP出版センター)
6.グーグル的思考 (PHP研究所)
7.iPhone fan 2009 Summer (毎日コミュニケーションズ)
8.ミンスキー博士の脳の探検 (共立出版)
9.ITストラテジスト完全教本 2009年版 (日本経済新聞社)
10.VMware徹底入門 (翔泳社)

「10位の『VMware徹底入門』は,仮想化関連で以前から売れている本だけど,ここにきてまた急に伸びてきているね。仮想化の棚自体は,むしろ落ち着いてきちゃっているのに,この本だけ突出して動いてる」
「1位の『イライラ解消!エクセル即効ワザ99』はお初の新刊。日経ビジネス人文庫でしたね」
「うん,この手の会社の机の上にちょっと置いておけるタイプの本は,次々に新刊は出てきてるけど,当たるのはそんなにないよね。こういうのはコンピュータ書の版元より,ビジネス書の出版社の方が作り方,売り方はうまいみたい」
「そのほか,新刊では3位の『ITアーキテクトのためのシステム設計実践ガイド』や4位の『ITIL V3ファウンデーション』」
「その辺は,売れるだろうと思っていたよ。8位に『ミンスキー博士の脳の探検』が入ってきたね」
「すっごく怪しい書名」
「脳のフェアも開催中だけど,こっちも意外と売れている。東京大学出版会の『シリーズ脳科学』(全6巻)なんて硬い本がよく動いている・・・あれ,またアイスのこと考えてるの?」
「今度はところ天が食べたいなあ,と」
「やれやれ,まず鶴橋さんの『脳』からなんとかしなくちゃ」
注:アルバイトの鶴橋さんは架空の人物です。