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 米グーグルなどが提供するコンピュータ技術「クラウドコンピューティング(利用者がインターネットの先にある共用コンピュータからサービス提供を受ける形態)」について、様々な問題点を指摘する1冊。クラウドに関する議論を「流行語に対する不毛な禅問答」と断じ、IT(情報技術)ベンダーがマーケティング用のキーワードとして広めようとする動きを厳しく批判している。

 根拠の1つは、グーグルなどが一般ユーザー起点のサービスであり、方向性が異なる一般企業の情報システムにはなじみにくいという点だ。グーグルのほか、米IBM、独SAP、NTTなど主要IT企業の立ち位置を平易に解説し、現在のIT業界地図を把握するうえでも役立つ。

クラウドコンピューティングの幻想

クラウドコンピューティングの幻想
エリック松永著
技術評論社発行
1554円(税込)