PR

 本連載では,Flashムービーで使用できるスクリプト言語であるActionScriptをテーマにした,ちょっとしたTIPSをアトランダムにご紹介していきます。第1回目の今回は,ActionScriptを使ったFlashムービーの開発環境や実行環境などについて整理してみましょう。

ActionScriptを使ったFlashムービーの開発環境

 Flashムービーを作成できる開発環境(開発ツール)には,さまざまなものがあります。本家のアドビシステムズが販売しているFlashシリーズやFlex Builderシリーズをはじめとして,サードパーティ製のツールもあれば,フリーウエアやシェアウエアもあります。

 これらのツールの中から,ActionScriptを使用したFlashムービーを作成するには,どのソフトを使うのが良いのでしょうか? これは好みと予算の問題が大きいのですが,代表的なツールを,ざっとご紹介していきましょう。

本家Adobeのツール

 まずは本家Adobeの2つのツールです(表1)。

表1. Adobe社のFlash作成ツールのラインナップ
名称説明
FlashFlashムービーを作成する代表的なアプリケーション。最新バージョンはCS4。タイムラインを使って,モーションやアニメーションの作成が簡単にできる
Flex Builder(次期バージョンからは,Flash Builder)Flashと比べ,ActionScriptを使用したFlashムービーの開発に,より特化したアプリケーション。Eclipseという開発環境をベースに作成されており。最新バージョンはFlex Builder 3。ボタンやテキストボックスなどの部品のレイアウト・デザインを作成し,コードを割り当てることができる

 「Flashムービー」という名前からもわかるように,「Flash」シリーズは,Flashムービーを作成する代表的なアプリケーションです。Flashでは,ActionScriptを使った開発はもちろん可能ですが,それとともに,「タイムライン」という仕組みを使ったアニメーションを作成する機能が充実しています。Web上で動きのあるコンテンツを手軽に作成したいときに,非常に便利です。

図1. タイムラインの例
図1. タイムラインの例
[画像のクリックで拡大表示]

 一方,「Flex Builder」シリーズは,Flashでのタイムラインを使ったアニメーション作製部分をそぎ落として,ActionScriptを使ったコンテンツの作成に特化したツールとなっています。

 ボタンやリスト,フォームといったパーツ(コンポーネント)を,画面上で確認しながらドラッグ&ドロップで配置し,対応するイベント処理等をActionScriptで記述する形でコンテンツを作成できます。

図2. Flex Builderの例
図2. Flex Builderの例
[画像のクリックで拡大表示]

 Flex Builderは,「Eclipse」というJava等のアプリケーション開発環境として実績のある開発環境をベースに作成されています(すでにEclipseを使用されている場合には,いちプラグインとしてFlex Builderを追加できます)。Eclipseに慣れている方であれば,同じ環境で開発ができる点もメリットです。

 2つのアプリケーションを比べてみると,Flashは,アニメーション作製に強く,Flex Builderはプログラミングに強い,といったところでしょうか。もちろん,どちらを使っても,ActionScriptを使用することは可能です。