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 米Microsoftが扱っている製品やサービスは多岐にわたり,ライバル会社と戦う前線もあらゆるところに拡大している。今回は,そんな幅広いMicrosoftの話題の中から,昨年の買収騒動から延々と続いているYahoo!との提携に関する話題と,新型iPodに隠れてひっそりと登場する新型Zuneについての話題を取り上げよう。

Take1:米司法省,MicrosoftとYahoo!の提携に関する調査を拡大

 米司法省は先日,米Microsoftと米Yahoo!の双方に対し,インターネット検索事業での両社の提携計画について,さらに詳細な情報の提供を要請した。つまり,今回の提携をめぐる同省の調査が拡大したことになる。同省は,両社の計画が法規に照らして適正かどうかを探ろうとしており,提携の承認はすぐに出ることはなさそうだ(関連記事:検索分野におけるGoogle攻撃を本格化するMicrosoft)。

 提携の発表以降にYahoo!が公言してきた内容を聞くと,司法省の最終決定が下る前にMicrosoftが逃げ腰になるのではないかという気もしてくる。だがその一方で,独立性を強く主張するYahoo!の姿勢は,承認を得るうえで大きくプラスに働きそうだ。そう考えると,実は抜け目のない作戦だったのかもしれない。さて,どうなることやら。

Take2:新型Zune,米国以外での発売はおあずけに

 Microsoftは,9月15日に発売する携帯音楽プレーヤーの待望の新型機「Zune HD」について,当初は米国でのみ発売することを正式に認めた。登場から3年がたつZuneは,デザインはおしゃれだが,その売れ行きは芳しくない。今回の決定は,今後他国でも発売する可能性を否定するものではないが,Zuneを手に入れたいとずっと願ってきた世界各国のユーザーにとっては残念な知らせとなった(Microsoftは,第2世代のZuneを昨年ようやくカナダで発売している)。

 だが,そんな人でも落胆するのは早い。同社の話をよく聞くと,この状況はあくまで一時的なものだとわかる。同社広報担当者は次のように述べている。「Zune HDは,当面は米国でのみ発売する。現在我々は,『Zune Video』として魅力的な動画サービスを18カ国で展開する取り組みに全力を注いでいる。これら各国でハードウエア本体を発売する可能性についても検討を進めているが,現時点で発表できる情報はない」。