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10年後のビジネスを考える

 先進的なIT(情報技術)活用で知られる大西衣料で、情報戦略や中国進出を担った著者が、10年後に備えて「商売」を考え直す36のヒントを提示する。各項目は4ページ構成で、イラストも豊富に盛り込まれ、至って読みやすい体裁だが内容は深い。「商売はお札の投票」「社風は判断基準の連続性」といった独特な表現で、著者の経験に基づいたビジネス論が展開されていく。

 例えば「商売は商品とお客様とやり方の組み合わせ」という表現は、一見当たり前のようだが、時代とともにこの3要素を変えられなかったために、消滅した企業の多さに気づく。若手がビジネスの基礎を知るうえでも、経営者がわが身を振り返るうえでも有用な1冊。

商売復興計画

商売復興計画
川出 圭司著
商業界発行
1500円(税込)