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 日本でも,ユニークなデジタルサイネージが続々と登場している。通行人に「何だろう?」と思わせて,デジタルサイネージおよびそこで表示するコンテンツに目を向けてもらおうという仕掛けが施されている。記者が見つけた“おもしろデジタルサイネージ”を紹介する。

 一番インパクトがあったのが,花王が取り組む「たま駅長」を用いたデジタルサイネージである。たま駅長とは,和歌山電鉄の貴志駅駅長を務める猫である。その人形の顔の部分だけがディスプレイになっており,ここにたま駅長の動画が表示される。たま駅長は横を向いたりあくびをしたりする。そのしぐさの可愛らしさも相まって前を通る人の注目を集め,デジタルサイネージの後ろで宣伝している花王の猫向けトイレ用品も目を向ける人も多いようである。

 携帯電話機の売り場には,当然ながら携帯電話機が多く設置してある。そのディスプレイを生かそうというコンセプトから生まれたのが,日立製作所と大日本印刷が開発したデジタルサイネージだ(写真1)。特徴は,複数の携帯電話機のディスプレイを一つのディスプレイとして連動させ,動画や文字を表示させることである。携帯電話機を連動させる珍しさで人目をひけるメリットがあるほか,携帯電話機なので無線でデータを更新できることや,設置スペースが少なく済むメリットもある。

写真1●複数の携帯のディスプレイを連動させる
写真1●複数の携帯のディスプレイを連動させる

 タワーレコードが取り組んでいるのが,3D表示のデジタルサイネージである(写真2)。写真では3Dに見えないが,ディスプレイには立体的に見える動画が表示されており,不思議さも相まって注目を集めていた。日本ユニシスはその効果を検証した。中部国際空港(セントレア)に3D表示ができるデジタルサイネージを設置して調査したところ,前を通った人の約半分がデジタルサイネージに目を向けたという。

写真2●3D表示のサイネージ
写真2●3D表示のサイネージ

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