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 米国の家庭用据え置き型ゲーム機の9月の販売台数で,ソニーの「PlayStation 3(PS3)」が任天堂の「Wii」を抑え,初めて首位に立った。本体を薄型化して大幅な値下げに踏み切った効果によるものだ。PS3は49万1800台,Wiiは46万2800台,米Microsoftの「Xbox 360」は35万2600台という結果だった。

 首位の座は一時的なものとなる可能性が高いが,PS3の潜在力がまだまだ強いことを証明した格好だ。2007年の発売以来,PS3は米国では3番手に甘んじることが多かった。Xbox 360を超えたことは何度かあるものの,いずれの機種も,Wiiを上回ったことはなかった。

 ソニーの“暫定首位”の報に対しMicrosoftは,現世代機の最終的な累計販売台数で見ればXbox 360はPS3を上回るはずだと反応した。しかし最近の販売動向を踏まえると,その見通しを達成できるかどうかは,Xbox 360の発売が1年先行した分の貯金次第とみられる。Xbox 360も9月に値下げを実施したものの,PS3を上回ることはできなかった(関連記事:Microsoft,米国でXbox 360 Eliteを100ドル値下げ)。また任天堂も,Wiiを初めて値下げした。

 だがMicrosoftの場合,活発なオンライン・コミュニティなどの効果で,Xbox 360を取り巻く生態系が競合機種より有効に機能している点が強みだ。米NPD Groupの調査によると,9月のXbox 360のハードウエア,ソフトウエア,関連製品の売り上げは,販売数と金額の両面で,業界内で最も大きかった。しかもほかの2機種とは違い,これらの売り上げは年々上昇している。

関連記事(英文):
・「Nintendo, Microsoft Lower Console Prices」(「任天堂とMicrosoftがゲーム機を値下げ」)
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