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容易なコンテンツ作成が利用後押し

 配信の仕組みがあっても、コンテンツを作るのに時間がかかるようだと利用は進まない。その点アヴネット ジャパンはコンテンツ作成を容易にする工夫を凝らしている。

 同社が利用している再生端末VSP-NS7はJPEGやGIF、PNGなどの静止画を表示できる。一方でマイクロソフトのパワーポイントは、作成したプレゼンテーション資料をJPEGなどに容易に変換できる。そこでイントラネットに、パワーポイントのデジタルサイネージ向けテンプレートを用意。従業員はこれをベースにすれば、独自コンテンツを作りやすい。

 NTTコムでは、浜松町オフィスに設けた社内放送局「汐留放送局(SIO-TV)」がコンテンツを作成する。ただ、各部署が独自のコンテンツを作ることもできる。パワーポイントで作成したものを汐留放送局に渡すだけでいい。第一法人営業本部 事業推進部 マーケットイノベーションチームの吉本昌志氏は「社内で情報発信がしやすい仕組みにしている」と語る。デジタルサイネージで表示するコンテンツはイントラネットにも掲載し、後から確認できるようにしている。

 同社がコンテンツ配信に利用しているのはNTTレゾナントの配信システム「レナキャスト」だ。レナキャストは、サーバーに登録した動画や静止画のコンテンツをIPネットワークを通じてデジタルサイネージ表示端末に配信し、あらかじめ設定したスケジュールに従って画面に情報を表示する。

グループウエアのデータを利用

 既存のグループウエアと連携させることでスケジューラなどのデータをデジタルサイネージに表示している企業もある。

 ある製造業では、役員クラスの在席状況をグループウエアのスケジュール情報から取り出し、「在席中」「離席中」「外出中」といった形でデジタルサイネージに表示している。以前はホワイトボードに在席状況を書いていたが、グループウエアから自動的にデータを取り出すことでこの作業が不要になった。役員本人も、わざわざパソコンのスケジューラを立ち上げずともディスプレイを見ることで自分の予定を確認できる。

 このシステムの構築はNECが請け負った。NEC通信・メディアサービスソリューション事業部の大坂智之グループマネージャーは、「スケジュールに限らず、グループウエアの他の情報やイントラネットに掲載している情報などをデジタルサイネージに表示することは難しくない」と説明する。