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 ホストに割り当てられるIPアドレスとサブネット・マスクの組み合わせを問う問題である。こういった問題では,逆に「ホストに割り当てることができないアドレス」を求めて,選択肢から除外していくと確実に正解を得られる。具体的には,クラスDやクラスEのIPアドレス,ネットワーク・アドレス,ブロードキャスト・アドレス──がホストに割り当てられないアドレスになる。

 問題を解くにはIPアドレスとサブネット・マスクを10進数から2進数に変換する必要がある。慣れれば10進数だけでも正解を求められるようになるが,最初はしっかり2進数の計算をする癖をつけよう。

 選択肢a~eを2進数に変換したのが図1である。まず,正解から除外できるのが選択肢eだ。IPアドレスが「1110」から始まるのはマルチキャスト用のクラスDアドレスなので,ホストには割り当てられない。なお,もっと具体的に「10進表記で224.0.0.0~239.255.255.255はクラスD」と暗記している人は,計算するまでもなく問題を見ただけで選択肢eは不正解であることがわかるだろう。

図1●IPアドレスを10進数か図2ら2進数に変換して考える(問題の解答)<br>問題の選択肢a~eのIPアドレスとサブネット・マスクを2進表記にしたところ。選択肢cはネットワーク・アドレス,選択肢dはブロードキャスト・アドレスであることがわかる。なお,選択肢e(238.66.22.18)はマルチキャスト用のクラスDアドレス(224.0.0.0~239.255.255.255)なため,最初から除外して考える。
図1●IPアドレスを10進数か図2ら2進数に変換して考える(問題の解答)
問題の選択肢a~eのIPアドレスとサブネット・マスクを2進表記にしたところ。選択肢cはネットワーク・アドレス,選択肢dはブロードキャスト・アドレスであることがわかる。なお,選択肢e(238.66.22.18)はマルチキャスト用のクラスDアドレス(224.0.0.0~239.255.255.255)なため,最初から除外して考える。
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 続いて,残りの選択肢a~dを見てみると,選択肢cはネットワーク・アドレス,選択肢dはブロードキャスト・アドレスだということがわかる。

 残った選択肢aと選択肢bが正解だ。この二つの選択肢は,IPアドレスの最後の8ビット(第4オクテット)がネットワーク・アドレスやブロードキャスト・アドレスでよく見かける「0」や「255」となっているので紛らわしいが,サブネット・マスクと組み合わせて考えると,ホストに割り当てられるアドレスだとわかる。10進表記を一見しただけで判断すると間違える,典型的な引っかけ問題となっている。

 IPアドレスの計算問題を素早く解けるようになるコツは「暗記」と「繰り返し」だ。よく使われる数を暗記し,それを使って素早く計算できるように繰り返し練習しておこう。頻出する数字は,8種のサブネット・マスクの値(255,254,252,248,240,224,192,128),2の累乗(2,4,8,16,32,64,128),2の累乗から1を引いた値などだ。ただ,計算方法は人によってやりやすさが異なるので,自分に合った素早い計算方式を探すとよい。

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IPアドレス編 第1回 クラスフルアドレッシングとは