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 サブネット分割に関する実践的な問題である。ポイントは「サブネットの最大数」と「1サブネットごとのホストの最大数」だ。どちらを基に考えても,サブネット部の大きさは決まる。

 この問題では,サブネットはA~Eの五つで,各サブネットに接続するホスト数は25台と指定されている。そこで,クラスCにおけるサブネット・マスクとホスト数の関係を調べてみる。サブネット数が五つの場合は,/27が必要だ。/27ならサブネットは八つまで,さらにホスト数は30まで設定可能である。これは問題の条件に合う。この場合,サブネット部の大きさは27-24=3ビットになる。

 さらに,サブネットA~Eに,IPアドレスを小さい順に割り当てる。ゼロサブネットが利用できるので,サブネット部0(2進数では000)はA,サブネット部1(2進数では001)はB,サブネット部2(2進数では010)はC──といった順に割り当てることになる。

 求めるのはルーターBのEthernet0/0インタフェースのIPアドレスだ。これは,Ethernet0/0 が接続しているサブネットCのIPアドレスの一つである。問題にはルーターのIPアドレスはサブネット内で最も大きいという指定がある。

 最大のアドレスは,ホスト部のすべてのビットが1となるアドレス(11111)だ。しかし,これはブロードキャスト・アドレスのため,ホストには割り当てられない。そこで,これより1小さい値(11110)を使う。

 以上から,サブネットC(サブネット部は010)で最も大きいアドレス(ホスト部は11110)は「01011110」とわかる。これを10進数にすると「94」なので,問題の正解は選択肢dである(図1)。

図1●ホストに割り当て可能なIPアドレスを求める(問題の解答)<br>サブネットが五つあるので,サブネット・マスク長は「/27」となる。クラスCのネットワーク部は24ビットあるので,サブネット部は27-24=3ビットである。サブネットA~Eに小さい順にサブネット部の値を割り当てる(図の上部)。ルーターBのインタフェースEthernet0/0はサブネットCにつながっているので,問題答えはサブネットCでホストに割り当てられる最大のIPアドレスになる。このとき,ブロードキャスト・アドレスとネットワーク・アドレスを除外して考える(図の下部)。
図1●ホストに割り当て可能なIPアドレスを求める(問題の解答)
サブネットが五つあるので,サブネット・マスク長は「/27」となる。クラスCのネットワーク部は24ビットあるので,サブネット部は27-24=3ビットである。サブネットA~Eに小さい順にサブネット部の値を割り当てる(図の上部)。ルーターBのインタフェースEthernet0/0はサブネットCにつながっているので,問題答えはサブネットCでホストに割り当てられる最大のIPアドレスになる。このとき,ブロードキャスト・アドレスとネットワーク・アドレスを除外して考える(図の下部)。
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 このように,「最も大きいアドレス」や「最も小さいアドレス」が鍵となる問題は多い。いずれの場合も,ネットワーク・アドレスとブロードキャスト・アドレスの存在を忘れないようにしてほしい。

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