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 飲食店などで働くアルバイトの勤怠管理サービス「CiFTR(シフター)」をSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型で提供するワイアード。主に小規模店舗向けにサービスを展開してきた。約1年がたった今、大手企業による大規模導入も決定したという。「初心を忘れず、心から薦められるサービスを開発したい」と語る石原明彦社長に、事業への取り組み姿勢など聞いた。(聞き手は島田 昇=日経コンピュータ)

CiFTR(シフター)はどのようなサービスか。

 店舗の運営者が、アルバイトやパートタイマーの勤務時間を管理するためのSaaS型サービスだ。アルバイトなどがまず、勤務時間をPCや携帯電話から申請する。店舗運営者は、そのデータを元にPC上でシフト表を作成する。店舗運営者は、入力ミスが軽減され作業時間が短縮できる。アルバイトの人たちは、勤務時間の申請用紙を提出するために店舗に出向く必要がなくなる。

 シフト表の作成は、PCを使い慣れていない店舗運営者でも、クリック&ドラッグによる感覚的な操作で行える。例えば、申請状況は人数の過不足を色分け表示するし、日別の人数と労働時間をマウス操作で調整できるなどだ。こうした操作性に加え、年間4万9800円という安価な利用料金が、CiFTRの強みだ。

 2008年9月のサービス開始以来、小規模店舗やチェーン店を中心に開拓してきた。大手企業による大規模導入が決まっている。シフト管理サービスとしては競合のベンチャー企業なども存在するが、当社のほうが先行している。逆に、競合による営業がきっかけになり、「他のサービスも調べてみたらCiFTRが一番良さそうなので導入を検討したい」との引き合いがあるほどだ。

 大手が競合になることもある。しかし、大手は大所帯を作ってサービスを展開するため、初期費用だけで10万円もかかることがある。当社のようなベンチャー企業の価格設定にはついてこられない。CiFTRには圧倒的な価格優位性がある。

「あったら便利」ではなく「なくては困る」サービスを

 技術やサービスそのものが革新的なわけではない。だが当社が目指すのは、「あったら便利」ではなく、使い始めたら「なくては困る」というサービスだ。先日もある店舗で、PCの調子が悪くCiFTRを利用できなくなったことある。同店舗の店長から「もうCiFTRがなくては困る」と言われたときは、サービスの方向性が間違っていないことが確認できた。

 CiFTRのサービス提供に向けては、約8カ月間をかけ、テスターたちと一緒に問題点を解決したり、より使いやすくなるように十二分な改善を加えたりしてきた。利用者のほとんどが、「現場ですぐに使えるものになっている」と評価してくれる。マニュアルを読み込まなくても感覚的に使えるし、シンプルながらも現場が必要とする機能のすべてが盛り込まれているからだろう。