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写真1●ITpro EXPO 2009のウィルコムの展示ブースの様子
写真1●ITpro EXPO 2009のウィルコムの展示ブースの様子
対応機器を使った次世代PHS通信のデモを実施した
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写真2●WILLCOM CORE XGP対応のデータ通信カード
写真2●WILLCOM CORE XGP対応のデータ通信カード
上り下りともに最大20Mビット/秒という転送速度を実現する
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 ITpro EXPO 2009展示会においてネットワーク部門でITpro EXPO AWARDを受賞したのが,ウィルコムのモバイルデータ通信サービス「WILLCOM CORE XGP」である。WILLCOM CORE XGPの特徴は,モバイル通信において上り下りともに最大20Mビット/秒という転送速度。同社ブースでは,その特徴を体感できるデモを実施した(写真1,写真2)。

 ウィルコムの「WILLCOM CORE XGP」は,2009年10月1日にサービスを開始したモバイル・ブロードバンド・サービス。XGP(eXtended Global Platform)は,もともと“次世代PHS”と呼ばれていた無線通信技術である。

 同社ブースで実施したデモは,アクセス回線にXGPを使ったテレビ会議システムである。ネットワーク・カメラで撮影した動画をXGPでインターネットへ送り,その動画をXGP対応のモバイル・ルーターを経由したパソコンで閲覧する。テレビ会議システムは日立ソフトウェアエンジニアリング,モバイル・ルーターはサン電子のものを使った。

上り帯域が求められるテレビ会議をモバイルで実施

写真3●ウィルコムの福田 好明プロモーション部長(右)と上村 治 次世代事業推進室長(左)
写真3●ウィルコムの福田 好明プロモーション部長(右)と上村 治 次世代事業推進室長(左)
「デモを見た来場者の感想を聞いて手ごたえを感じた」
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 XGPの特徴は,下り通信だけでなく上り通信の速度も最大20Mビット/秒と高速なところである。「テレビ会議のデモを実施したのは,上り通信の速度が要求される代表的なアプリケーションだったから」(ウィルコムの福田 好明プロモーション部長,写真3右)。デモでは,XGPを使って常時2M~3Mビット/秒の帯域が要求されるHD画質の映像をやりとりした。

 同社の展示ブースに訪れた人は,「XGPの性能を見たくてブースに来たという人が4割,XGPという技術を聞いたことがあったという人が4割,今回XGPをはじめて知ったという人が2割くらいだった」(福田氏)という。「実際にデモを体験したユーザーは,モバイル通信でテレビ会議ができるのかと驚いていた。手ごたえを感じた」(福田氏)と振り返った。

XGPと3Gを組み合わせたサービスや端末も構想中

 現在,WILLCOM CORE XGPサービスは,住所が東京23区内のユーザーのみに無料で提供しており,限定サービスという位置付けである。一般サービスは2010年4月に開始予定で,月額料金は4380円を予定している(別途,月額945円のインターネット接続料金が必要)。

 利用を想定しているユーザーは,「テレビ会議,テレビ中継,医療情報のやりとりなど,動画や高解像度の画像をやりとりする必要のある企業ユーザー」(ウィルコムの上村 治 次世代事業推進室長,写真3左)である。さらに,「最近は個人ユーザーでも,動画や高解像度の画像をやりとりする機会が増えている。こうした個人ユーザーにも積極的に提案していく」(上村氏)という。

 ユーザー獲得のためには,サービス提供エリアを広げることと,魅力的な端末の登場が欠かせない。今後のサービス展開については,「提供エリアは,大都市圏をはじめとして順次広げていく予定。さらに,XGPと3Gを組み合わせたサービスや端末なども考えている」(上村氏)という。