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 誰かを誰かに紹介するときは,「まず目下を目上に紹介する」と覚えておきましょう。目下の情報を先に目上の方に提示することで,目上の方を立てるのです。

 目下・目上の関係を<で表すと,次の通りです。

社内<社外
同じ会社の中では,役職の低い人<役職の高い人

 この関係を,今回の3人に当てはめると,3人の中で最も目上の人=最も立てたい人は,先方担当者(社外)の佐藤主任です。このため,最初に自社の人間を,佐藤主任に紹介します。

 今回のように先方が1人で,自社の人間が複数いる場合には,自社の役職の高い人間から順番に紹介し,最後に先方担当者を自社の上司に紹介します。

 実際に紹介する時には,紹介相手に声をかけてから,丁寧に紹介するとよいでしょう。なお,社外の方に,社内などの“身内”を紹介するときは,身内は「呼び捨て」です。こうなります。「佐藤主任,ご紹介します。私どもの部長の鈴木でございます。横におりますのが主任の山下でございます。鈴木部長,こちらが○○株式会社営業主任の佐藤様でいらっしゃいます」。紹介が終わると,自社の役職の高い人から順番に,先方の担当者と名刺交換します。

 なお,先方が複数人,自社も複数人いた場合には,「○○部長,佐藤主任,ご紹介します。私どもの部長の鈴木でございます。横におりますのが主任の山下でございます」と,自社の役職の高い人から順番に,一度に先方に紹介します。


岩淺 こまき(いわあさ こまき)
グローバル ナレッジ ネットワーク 人材教育コンサルタント
1997年,システム販売会社に就職し,営業・技術支援および導入企業向けの研修を担当。その後,人材紹介会社での中途入社社員向けビジネスマナー/IT研修,メーカーでの販売促進セミナーの企画・運営業務を経て,2007年より現職。ビジネスマナー,プレゼンテーション,コミュニケーションなどヒューマン・スキル研修の実施に当たっている。