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 電話機やUC(ユニファイドコミュニケーション)を利用した、ちょっとしたTipsやライフハックを紹介していく「能地・UCライフハック研究所」。今回は、オフィスの電話と携帯電話を融合させたFMC(Fined Mobile Convergence)を含む“ワンナンバーソリューション”を取り上げます。筆者のiPhoneもこのソリューションが使えるようになり、さらに快適なコミュニケーションライフを送ることができています。

 ある日のことです。前職の元同僚から「昨日、電話くれたよね?」と電話がありました。社外での打ち合わせ中に、彼ならいいアイデアがもらえるのではないかと電話をかけたことを、すっかり忘れていました。電波の具合が悪く、発信すらままならなかったからです。

 その元同僚とは1年ぐらい疎遠になっていたので、お互いの近況などを話し合いました。最近の筆者は在宅勤務が増え、今も家で仕事をしていることを告げると、「えっ、家に居るの? 僕、オフィスに電話したんだよね? 昨日もらった電話の履歴は、訳が分からない番号だったからホームページで探したら、アバイアの番号だって分かったんだ。それで、のーちゃん(筆者の愛称)だと思って電話したんだけど・・・」と不思議な様子です。

 筆者は、iPhoneを使っています。そのiPhoneには「one-X Mobile」という自社のモバイルソリューションをインストールしているので、iPhoneから電話をしてもオフィスの電話番号で発信できます。同様にオフィスのPBXでは、オフィス電話と携帯電話を同時に呼び出す設定にしているので、どこにいてもオフィスにかかってきた電話をiPhoneで受信できるのです。

 このことを説明すると、「やっぱり電話の会社だけあるね~」と感心したようでした。ひとしきりそれぞれの仕事の話をした後に、年末に会う約束をして電話を切りました。携帯電話からでも、オフィスの電話番号を使って電話をかけたり受けたりできれば、このように大切な電話を逃すこともなく、タイムリーに通話できるわけです。

相手にもやさしい“ワンナンバー”の仕組み

 上記の例は、携帯の電話番号も知っている友人とのやり取りでしたが、名刺に記しているオフィスの電話番号だけ、つまり“ワンナンバー”で、どこにいてもアクセスできるのは、自分にとってだけでなく、電話をかけてくる相手にとってもコミュニケーションロスが減り、ひいてはビジネスをより効率的に進められるようになります。特に、自席にいることが少ない営業職や、ミーティングが多い管理職の方にとっては有効ではないでしょうか。

 今回は、このオフィスの電話と携帯電話を融合させる“ワンナンバーソリューション”について説明しましょう。こうした仕組みのことを、IPテレフォニーベンダーの多くは、「モバイルソリューション」などと表現しています。ここでは、携帯キャリアが提供する「FMCサービス」も含め、ワンナンバーソリューションと呼ぶことにします。

 まずは、“ワンナンバー”のメリットを挙げてみましょう。