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 ファシリテーション・テクニックを極める当研究所。現場で培ってきた数々のテクニックやノウハウの中から、即効性があるツールを紹介しています。第19回と第20回は、「セッションプラン」です。種々のプロジェクトにおいて、議論がなかなか思うように進まず悩んだ経験はないでしょうか。前回のセッションプランの概要に続き、今回はセッションプランを作成するためのポイントを説明します。

セッションプラン作成の事前準備

 セッションプランを作成するためには、その準備として事前にやっておかなければならないことがあります。ここを疎かにすると、いくら綿密にプランを練っても上手くいきません。

 しかし、いかで紹介するのはどれもプロジェクトを推進する上で当たり前のことです。裏を返せば、セッションプランを含め、優れたツールとは、それが作成される過程において、当たり前のことがきちんと行われることを要求するものだと言えます。

事前準備1:プロジェクト/フェーズのゴールイメージを明確にする

 まずは、プロジェクト(またはフェーズ)において、「どうなれば完了できるのか」というイメージを明確にします。以下では例として、社屋移転というプロジェクトを考えてみましょう。社屋移転プロジェクトにおける企画フェーズについてのセッションプランを作成するとすれば、企画フェーズのゴールイメージは例えば次のようになります。

・移転の目的が明確である
・移転先のビル、移転時期、どの部署が移転するかが決定している
・移転した場合の初期費用、維持費用が試算されている
・上記について、取締役会での承認が下りている

 ここでは、最終的な決定事項は何か、そして誰が意思決定すればプロジェクトがオーソライズされるのかを明確にします。

事前準備2:主要な検討事項を洗い出す

 次に、最終的な決定事項をブレイクダウンし、途中で決めていく必要がある事項を洗い出します。例えば、移転先のビルを決定するためには、移転先候補を通常は3~5件に絞り込むようです。

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