ソース・コードをビルドする
これで準備が整った。日経Linux2009年1月号の付録DVDに収録したAndroidのソース・アーカイブ「mydroid.tar.bz2」をホーム・ディレクトリにコピーして,次のように展開する。
$ cd
$ tar jxvf mydroid.tar.bz2
あるいは,次のコマンドでもソース・コードをダウンロードできる。実行すれば最新のソースに更新される。
$ cd mydroid
$ repo sync
$ cd
続いてビルドする。Ubuntu 8.04の場合,ビルド時に必要とされる「Ncurses」ライブラリをあらかじめインストールする。ビルド・コマンドは拍子抜けするほどあっさりしていて,makeだけになる。
$ cd mydroid
$ sudo apt-get install libncurses5-dev
$ make
Intel Core2Duo 2.2GHz上で実施して,ダウンロードとビルドに1時間30分ほどかかった。ビルドの最初に出ているワーニングは試験用のOTAキーを追加したという意味。OTAはOver The Airの略でリモートアップデートの仕組みを指す。実機では,OTAキーが正しくアサインされたイメージを作成して,リモートアップデートに備えていると予想できる。