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問題

問21 新製品の開発に当たって生み出される様々な成果のうち、著作権法による保護の対象となるものはどれか。

ア 機能を実現するために考え出された独創的な発明
イ 機能を実現するために必要なソフトウェアとして作成されたプログラム
ウ 新製品の形状、模様、色彩など、ざん斬新な発想で創作されたデザイン
エ 新製品発表に向けて考え出された新製品のトレードマーク

ストラテジ系>企業と法務>法務>知的財産権

解説と解答

 著作権法は、著作物とそれを創作した著作者の権利を保護する法律です。著作物とは、思想または感情を創作的に表現したものであり、小説や音楽、絵画、彫刻などの美術品、建築などのほかに、コンピュータプログラム(ソフトウエア)やデータベースも含まれます。

 なお、表現の根幹にあるアイデアは表現そのものではないので著作物とは見なされず、著作権法による保護の対象となりません。そのため、プログラム中のアイデア、プログラムに含まれているノウハウ、プログラムのアルゴリズムなども保護の対象となりません。また、プログラム言語、規約、解法などについても、創作的な表現とはいえないので保護されません。

 それぞれの選択肢を見てみましょう。

 選択肢アの記述にある「独創的な発明」を保護の対象とする法律に特許法があります。なお、特許法では、発明を「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの」と定義しています。

 選択肢イの記述にある「ソフトウエアとして作成されたプログラム」は著作物に該当するので、著作権法による保護の対象となります。

 選択肢ウの記述にある「新製品の形状、模様、色彩など、創作されたデザイン」は意匠に該当するので、意匠法による保護の対象となります。

 選択肢エの記述にあるにある「新製品のトレードマーク」は商標に該当するので、商標法による保護の対象となります。

 以上より正解は、選択肢イです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て、1998年より現職。保持する資格は、プロジェクトマネージャ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、同(情報セキュリティ)、基本情報技術者など多数。著書に「短期完全マスター ITパスポート 2009年版」などがある。