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by Gartner
ブライアン・ガメージ VP兼ガートナーフェロー
針生恵理 シニアアナリスト

 クライアントコンピューティング市場は現在、大きな変化に直面しており、企業は難しい投資の決断を迫られている。そこでガートナーは決断の一助となるよう、企業が投資すべき、または投資を再評価すべき技術が何かを示す「ITマーケット・クロック」のクライアントコンピューティング版()を作成した。

図●クライアントコンピューティングに関する「ITマーケット・クロック」
図●クライアントコンピューティングに関する「ITマーケット・クロック」

 ITマーケット・クロックは、IT技術/サービスがライフサイクルのどの段階にあるかを示すものだ。

 12時から3時までは「アドバンテージ」の時間帯で、登場したばかりで今後の成長が期待される技術が入る。利用者の需要は低いが、その技術がもたらす価値を評価する人々に採用されている。

 3時から6時までは「チョイス」の時間帯で、青年期からメインストリームに到達しようという技術が入る。需要の増加が最も著しいのはこの時間帯で、価格の低下も急速である。

 6時から9時までは「コスト」の時間帯で、メインストリームの成熟の段階に入る技術が分類される。コモディティ化が進み、導入の際にはそのコストが最も重視される。

 9時から12時までは「リプレースメント」の時間帯で、製品は主流ではなくなりレガシー扱いされるようになり、その市場は終わりを迎える。ここに入る技術は、調達と運用のコストが上昇する傾向にあるので、企業は速やかにビジネス要件を満たす別の選択肢を検討すべきである。

 現在、デスクトップPCはそのライフサイクルの終焉に向かっている。今後はより寿命の長いシンクライアント端末やノートPCへの選択的な移行を検討すべきである。

 また企業は、マイクロソフトのWindows OSに対して再投資を行うか検討する際にも、ホスト型仮想デスクトップのような、今後導入コストが低下すると考えられる製品への投資も考えてみるべきだろう。

 2010年第1四半期は、Windows 7の展開をいつ、どのように行うかを決断する時期だ。その際には、アプリケーション仮想化を使用するか否かも考慮したい。アプリケーション仮想化はWindows 7への移行の際に、価値を最大限に発揮するからだ。CRTモニターに関しては、今後2~5年内の撤廃を検討すべきである。