Linuxレポート
目次
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Samba4.0がついに公開、Windows Serverの代替へ
Windowsコスト削減の“切り札”登場
ファイルサーバーやプリントサーバーなどWindows環境をLinuxで実現する「Samba」。メジャーバージョンアップのSamba4.0が、6年間の開発期間を経て2012年12月に公開された。Active Directoryの機能を備え、Windows Serverを代替できる。企業のWindow…
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Android 4.2が登場、標準アプリなどで多くの改良
開発キットで複数画面対応が容易に
Androidの新バージョン4.2が登場した。欧米では4.2搭載の新端末が発表され、日本では人気のNexus 7などで使える。新版ではロック画面や標準アプリの使い勝手が向上した。アプリ開発キット(SDK)も新しくなり、画面サイズが異なる複数の端末に合わせたアプリの開発が容易になった。
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クラウド基盤構築ソフト「OpenStack」、期待の新版
ついに基本機能が一通りそろう、日本語化で使いやすさも向上
オープンソースソフトウエア(OSS)のクラウド基盤構築ソフト「OpenStack」の新版「Folsom」が2012年9月27日にリリースされた。新たに2つのコアプロジェクトが加わって機能が拡充されたほか、Dashboardの日本語環境が改善されて使い勝手が高まった。
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米HP発のモバイルOS「Open webOS」が公開
Ubuntuでビルド可能、日本語の文字入力もできる
米Hewlett-Packard社(HP)のモバイル端末向けLinuxディストリビューション「webOS」のオープンソース版が公開された。昨年12月にオープンソース化を宣言して以来、約8カ月が経過。バージョン1.0の「Open webOS」ベータ版を「GitHub」で配布している。早速Ubuntu…
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新GUI、軽量、レスキュー用途など、試してみたいデスクトップLinux10選
Linux初心者にお薦めのディストリビューション
Linuxを使う楽しみの1つは、数多くあるディストリビューションから自分の好みや用途に合ったものを選択できること。全世界で百種類以上あるLinuxディストリビューションの中から、一度は試しておきたい10種を厳選し紹介する。
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楽天の格安電子書籍リーダー「kobo Touch」を改造
ファームウエアはLinuxベース、telnetdやftpdの起動も可能
楽天が発売した電子書籍リーダー「kobo Touch」。同社が買収したカナダKobo社が開発したリーダーで7980円という格安の価格で提供。ファームウエアにはLinuxを採用している。早速、改造など試してみた。
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OSSコミュニティが集まりニコニコに「オープンソースチャンネル」、生放送レギュラー番組も
応援キャラクターの声を担当する声優が出演、ソフト解説アニメも
オープンソース関連ソフトウエアのコミュニティが集まり、ニコニコ動画で開設したチャンネルがある。「オープンソースチャンネル」だ。Linux-HA Japan Projectや日本Apache Camelユーザ会が応援キャラクターによる解説アニメなど多数の動画を公開。声優の五十嵐裕美さんをパーソナリテ…
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Android周辺機器キット「ADK 2012」登場、オーディオドックや無線に対応
“目覚まし時計”と連携できる
Android搭載機の周辺機器を開発するキットの新版「ADK 2012」が登場した。米Google社は実際の製品イメージとして、目覚まし時計やオーディオドックとして動く機器を開発して配布。操作用のAndroidアプリも公開した。
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49ドルのARMボードAPCで低価格・低消費電力Android PCとLinuxサーバーを作る
VIA APC スタートアップガイド
台湾VIA Technologyが販売を始めたAPCは、49ドルという低価格でありながら、PCのマザーボードに近い感覚で使えるARM搭載ボードコンピュータです。このAPCにLinuxをインストールして、低価格・低消費電力のサーバーを構築してみましょう。
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MicrosoftがクラウドでLinuxやOSSを推進、Windows AzureでLinuxが動く
OSSもマウス操作だけで導入可能
米Microsoft社はクラウドサービス「Windows Azure」の機能を強化した。新たにLinuxの仮想マシンを動かせるようになり、Windows Azure向けのアプリケーション開発ツール(SDK)でもLinux環境をサポートする。
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深刻なトラブルの元となり得る「うるう秒」、廃止議論も3年延期
2012年7月1日午前9時、日本標準時(JST)に「うるう秒」が1秒挿入された。結果から言えば、うるう秒の挿入によって重大なシステムトラブルは発生せず、一部の軽微なトラブルにとどまった。しかしだからといって、うるう秒対応に問題がないとは言い切れない。むしろ今後、重大なトラブルを引き起こす元凶になり…
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Mac OS風のLinux OSを作る
Mac OS風にUbuntuを改造したLinux OSを作ってみましょう。下部にアプリケーションをすぐに起動できるランチャー(ドッグ)を備えています。3Dデスクトップ対応なので、様々な特殊効果でデスクトップ画面が描画されます。デスクトップ上のアイコンをクリックすれば、ハードディスクに導入できるイン…
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魅力を増す中国製タブレット、粗悪品イメージは過去の話
高性能な軽量薄型製品も登場
中国製Android タブレット端末の魅力が急速に増している。品質や性能面の向上が著しく、2年前に「中華Pad」と揶揄(やゆ)されていた頃とは一線を画す状況だ。特に動画再生性能の高さには目をみはるものがある。
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Windows PCでAndroidアプリが動く「BlueStacks App Player」
ゲームを大画面で楽しめる、3つのサイトからアプリゲット
米BlueStacks社は2012年3月27日、AndroidアプリをWindowsマシンで動かすためのソフト「BlueStacks App Player」をリリースした。Android搭載機向けのゲームアプリをパソコンの大画面で楽しみたいユーザーには打ってつけのソフトだろう。
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学生が英語で研究成果をアピール---LinuxCon Japan 2012 レポート
The Linux Foundationは2012年6月6日から8日、国際技術会議「LinuxCon Japan 2012」を開催した。NTTドコモ 執行役員 マーケティング部長でTizen Association チェアマンである永田清人氏らが講演。トラック「Linux Community 10…
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LinuxでWindowsアプリを動かすWineに新版、MS Office 2010が導入可能に
1年半ぶりのバージョンアップ、縦書きなど1万6000点も修正
Wineプロジェクトは2012年3月7日、オープンソースのWindows互換レイヤーソフト「Wine」のバージョン1.4を公開した。1年8カ月ぶりのバージョンアップとなる。Wineは、LinuxやFreeBSD、SolarisなどのUNIX系OS上でWindowsアプリケーションを動かすソフトだ。…
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LibreOfficeがVisioに対応、MS Office互換強化のSymphony
オフィスソフトの機能強化が相次ぐ
Linux向けオフィススイートが相次いで機能強化した。The Document Foundationの「LibreOffice」は米Microsoft社の「Microsoft Visio」形式に対応。米IBM社の「Lotus Symphony」はパスワード付きファイルへの対応などMS Office…
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海外で人気高まるLinuxエンジニア、企業の8割が採用を強化
上流工程よりも開発・運用に需要
米国のLinux Foundationが発表した調査報告書によると、回答者の81%がLinuxの専門知識を持った人材の採用を2012年の重要事項として挙げていることが分かった。中でも引っ張りだこなのは、3~5年の業務経験を持った中級レベルのLinux技術者だ。
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ベールを脱ぐ「Tizen」、Androidの有力なライバルになるか
Ubuntu上で試せるSDK、アプリ開発はHTML5で
Tizenは、携帯電話やスマートフォン、スマートTVや車載システムをターゲットとしたOSおよび開発環境だ。今後、多くのメーカーに採用される見込みで、既に韓国Samsung社が国際家電展示会「CES2012」で携帯プラットフォーム「Bada」をTizenに統合することを明らかにしている。
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「開発者に大切なこと」日本OSS貢献者賞表彰---OSC 2012 Tokyo/Spring レポート(後編)
「オープンソースカンファレンス(OSC)2012 Tokyo/Spring」では、前編で紹介した政府・自治体でのOSS活用をテーマとしたトラックOSC.governmentを始めとして多くのセッションが行われた。今回初めてOSCで開催されたのが日本OSS貢献者賞と奨励賞の表彰式だ。