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問題

問46 あるプロジェクトの関係者6人が、それぞれ1対1で情報の伝達を行う必要があるとき、情報の伝達を行うために必要な経路の数は少なくとも幾つになるか。

ア 6
イ 9
ウ 15
エ 30

マネジメント系>プロジェクトマネジメント>プロジェクトマネジメント>プロジェクトマネジメント

解説と解答

 ここでは、プロジェクトの関係者6人をそれぞれ識別するために、AからFまでの名前を付けて考えてみましょう。Aさんは、ほかの5人の関係者(B~F)と1対1で情報の伝達を行う必要があるので、このときの経路の数はA-B、A-C、A-D、A-E、A-Fの5つです。Bさんの場合も同じように考えると、情報の伝達を行うために必要な経路の数はB-A、B-C、B-D、B-E、B-Fの5つです。

 ただし、A-BとB-Aは同じ経路であることに注意しましょう。よって、Aさんの経路以外で、Bさんが必要な経路の数は4つです。

 残りのCさん、Dさん、Eさん、Fさんについても同様に考えればよく、関係者6人について必要な経路の数を整理すると次のようになります。

Aさん(経路数5):A-B、A-C、A-D、A-E、A-F
Bさん(経路数4):B-C、B-D、B-E、B-F
Cさん(経路数3):C-D、C-E、C-F
Dさん(経路数2):D-E、D-F
Eさん(経路数1):E-F

 以上より、関係者6人が情報の伝達を行うために必要な経路の数は5+4+3+2+1=15になります。

 したがって正解は、選択肢ウです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て、1998年より現職。保持する資格は、プロジェクトマネージャ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、同(情報セキュリティ)、基本情報技術者など多数。著書に「3週間完全マスター ITパスポート 2010年版」などがある。