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問題

問40 情報システムのファシリティマネジメントの対象範囲はどれか。

ア IT関連設備について、最適な使われ方をしているかを常に監視し改善すること
イ 工場の生産ラインの制御にコンピュータやネットワークを利用して、総合的に管理すること
ウ 顧客データベースで顧客に関する情報を管理することによって、企業が顧客と長期的な関係を築くこと
エ 取引先との受発注、資材の調達から在庫管理、製品の配送などといった事業活動にITを使用して、総合的に管理すること

マネジメント系>サービスマネジメント>サービスマネジメント>ファシリティマネジメント

解説と解答

 ファシリティマネジメント(Facility Management)とは、企業の保有する施設や設備を最適な状態に維持・保全できるように管理し、これにより、従業員の満足度や生産性を高めて経営効率を向上させていこうという考え方です。情報システムのファシリティマネジメントでは、コンピュータシステムやネットワークなどのIT関連設備が管理対象となります。IT関連設備について、最適な使い方をしているかを常に監視し、信頼性、快適性、安全性などが最適な状態になるように維持・改善します。

 したがって正解は、選択肢アです。

 そのほかの選択肢に関する説明は、次のとおりです。

 選択肢イの「工場の生産ラインにITを利用し、生産を総合的に管理すること」をCIM(Computer Integrated Manufacturing)と言います。

 選択肢ウの「ITを利用して顧客に関する情報を適切に管理することによって、企業が顧客と長期的な関係を築くこと」をCRM(Customer Relationship Management)と言います。

 選択肢エの「取引先との受発注、資財の調達から在庫管理、製品の配送などの事業活動(サプライチェーン)にITを使用して、統合的に管理し、最適化を図ること」をSCM(Supply Chain Management)と言います。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て、1998年より現職。保持する資格は、プロジェクトマネージャ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、同(情報セキュリティ)、基本情報技術者など多数。著書に「3週間完全マスター ITパスポート 2010年版」などがある。