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問題

問57 フラッシュメモリを用いたSSD(Solid State Drive)は、ハードディスクの代わりとして期待されている記憶装置である。このSSDを用いるときに留意すべき点はどれか。

ア 書込み回数に上限がある。
イ 書込みより読出しが遅い。
ウ 振動や衝撃に弱い。
エ ファイルの断片化による性能悪化が著しい。

テクノロジ系>コンピュータシステム>コンピュータ構成要素>メモリ

解説と解答

 SSD(Solid State Drive)は、記憶媒体にフラッシュメモリーを用いた記憶装置です。従来のハードディスクとは異なり、シークやサーチといった機械的動作が不要なので、振動や衝撃に強く、低消費電力で、データの読み書きを非常に高速に行えるという長所があります。

 その半面、単位当たりのコストが高く、書込み回数に上限があるという欠点もあります。特に書込み回数の制約ついては、SSDを長期間使用した場合にはディスクの信頼性が低下するため、システムの運用において留意しなければならない事項です。

 以上より正解は、選択肢アです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て、1998年より現職。保持する資格は、プロジェクトマネージャ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、同(情報セキュリティ)、基本情報技術者など多数。著書に「3週間完全マスター ITパスポート 2010年版」などがある。