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問題

問74 データの送信側は受信者の公開鍵で暗号化し、受信側は自身の秘密鍵で復号することによって実現できる対策はどれか。

ア 送信者のなりすまし防止
イ 通信経路上でのデータの盗聴防止
ウ 通信経路上での伝送エラーの発生防止
エ 伝送経路上で改ざんされた部分のデータ復元

テクノロジ系>技術要素>セキュリティ>情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術

解説と解答

 問題文の「データの送信側は受信者の公開鍵で暗号化する」、「受信側は自身の秘密鍵で復号する」という記述から、暗号化と復号には異なる鍵が用いられていることが読み取れます。このような暗号方式を公開鍵暗号方式と言い、通信データの暗号化(暗号化通信)やディジタル署名を行う際に用いられます。公開鍵暗号方式では、公開鍵はディジタル証明書などを用いて関係者に配布し、秘密鍵は各個人が他人に知られないように秘密に保持します。

 公開鍵暗号方式を暗号化通信の目的で用いる際には、データの送信側は「受信者の公開鍵」で暗号化して送ります。受信側では、送られてきた暗号化データを、受信者だけが持っている「自分の秘密鍵」で復号します。

 もし、第三者が通信経路上の暗号化データを取得できたとしても、それを復号するための「秘密鍵」がないため、そのデータを判読することができません。このような公開鍵暗号方式の特性を利用することにより、通信経路上でのデータの盗聴防止を実現しています。

 したがって、正解は選択肢イです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て、1998年より現職。保持する資格は、プロジェクトマネージャ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、同(情報セキュリティ)、基本情報技術者など多数。著書に「3週間完全マスター ITパスポート 2010年版」などがある。