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 STPの状態を確認するコマンド「show spanning-tree」に関する設問だ。問題のコマンド出力結果の見方を示したのが図1である。特に重要なのはルート・ブリッジの情報(図1の(1))だ。どのスイッチがルート・ブリッジになっているのかを確認しよう。図1で言えば,結果表示の上から3行目「Root ID」の右下に表示されている「Address 00-02-22-22-22-22」がルート・ブリッジのMACアドレスだ。これで,問題のルート・ブリッジはスイッチCとわかる。

図1●問題のコマンド出力結果の意味を確認する<br>「show spanning-tree」コマンドでは,STPの設定状況を確認することができる。最初にルート・ブリッジの情報を,その下にスイッチAの情報を表示している。
図1●問題のコマンド出力結果の意味を確認する
「show spanning-tree」コマンドでは,STPの設定状況を確認することができる。最初にルート・ブリッジの情報を,その下にスイッチAの情報を表示している。
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 Root IDの下にある「Bridge ID」のところで表示されているのは,スイッチAの情報だ(同(2))。一番下の「Interface~」のところを見ると,そのスイッチのポート・ロール(同(3))やポートの状態(同(4))がわかる。Fa0/0のポート・ロールは「Root」(ルート・ポート),Fa0/1とFa0/2は「Desg」(代表ポート)だ。

 ここまでの情報から,解答は選択肢b,cだとわかる。

 なお,ポートの状態に関しては,ブロッキング・ポートとフォワーディング・ポートのほかに,リスニング・ポート,ラーニング・ポートという状態がある。

 STPでは,ネットワークの状況によって自動的にポート・ロールが変化する。例えば,あるリンクで障害が起こったら,ブロッキング・ポートがフォワーディング・ポートに移行することで,別の経路で通信を続けられるようにする。リスニング・ポートとラーニング・ポートは,この移行途中の状態と考えればよい。

 なお,リスニング,ラーニングになったポートは,ブロッキング・ポートと同様にフレームを送受信できない。

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スイッチング編 第2回 STPとは