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三菱東京UFJ銀行でCIOの役割を担う根本武彦常務取締役コーポーレートサービス長
三菱東京UFJ銀行でCIOの役割を担う根本武彦常務取締役コーポーレートサービス長
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 三菱東京UFJ銀行でCIO(最高情報責任者)としてシステム統合プロジェクト「Day2」を指揮した根本武彦常務取締役コーポーレートサービス長は、独特の言い回しを使う。例えばプロジェクト開始に際して、システム部門と利用部門の関係者の団結を図ろうと集めた場を「結足式」と呼んだ。「結束」の誤りではない。無理に束ねられるのではなく、現場主導で足並みをそろえてほしい――。根本常務のそんな思いが込められている。「プロジェクトはチームプレーだ。一体感がなにより大事」と話す。

 ほかに「総知産業」という造語も好んで使う。情報システムを多数抱える銀行は、間違いなく「装置産業」といえる。しかし根本常務は、「社会の知的資産を結集する“クラウドバンキング”こそこれからの銀行のあるべき姿だ」と考え、「装置」ではなく「総知」であるべきと説く。

 そうした理想を実現するには人材育成が不可欠である。Day2以前から各行員が持つスキルや実績の“在庫状況”を見える化する「スキル・ポートフォリオ・マネジメント」に力を入れてきた。また、システム部門としては珍しく行員の海外留学に積極的だ。留学先ではMBA(経営学修士)やソフトウエアエンジニアリングを修めてもらうことが多いという。

 ピーク時には技術者数が6000人、開発対象システム数は200、開発拠点は20に及んだ巨大プロジェクトを成功に導いたCIOは、「プロジェクトを通じてシステム、ユーザーの両部門で人材が育った。今後の飛躍に活かしたい」と語る。

Profile of CIO
◆経営トップとのコミュニケーションで大事にしていること
・畔柳信雄取締役会長と永易克典頭取の両名から「人を大切にして、人を耕せ。そのための予算は用意するから」と言われたことが印象的でした。ほかにも節目節目で「顧客本位で考えよ」や「フォー・ザ・バンクで判断しろ」といったアドバイスをもらって、ハッとしたことがあります

◆普段読んでいる新聞・雑誌
・日本経済新聞
・フィナンシャル・タイムズ
・ハーバード・ビジネス・レビュー
・金融財政事情
・日経コンピュータ
・日経情報ストラテジー
・CIOマガジン

◆最近読んだお薦めの本
・『IT Savvy: What Top Executives Must Know to Go from Pain to Gain』
(Peter Weill、Jeanne W. Ross著、Harvard Business Press)
・『ビッグツリー 自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて』(佐々木常夫著、WAVE出版)

◆仕事に役立つお薦めのインターネットサイト
ITpro
ITmedia
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◆情報収集のために参加している勉強会やセミナー、学会など
・経済産業省のCIO戦略フォーラムとCIO百人委員会
・プロジェクトマネジメント学会
・日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)のCIOフォーラム
・IT企業主催の各種勉強会やセミナー、ユーザー会

◆ストレス解消法
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