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アプリケーション拡充は重要課題

 日本国内でAndroid搭載スマートフォンを普及する上で重要な課題となるのが、メーカーの外部にいる開発者によるアプリケーションの品ぞろえである。

 スマートフォンとして先行するiPhoneは、10万本を超えるアプリケーションの品ぞろえを持つ。一方、Androidマーケットへ登録されたAndroidアプリケーションは、情報サイトandroLib.com の調べによれば約3万本(記事執筆時点)。その多くは、G1やHT-03Aなど、最初の世代のAndroid搭載端末を対象としている。より高速なCPU、より大きなディスプレイを搭載するXperiaの魅力を引き出すようなアプリケーションの品揃えは、まだまだこれからだ。

 Simon Walker氏(Sony Ericsson Mobile Communications, Head of Consumerizing Development)は、開発者たちに向かって「想像力を形にし、世界に通用するアプリケーションをぜひ作って欲しい」と呼びかけた。

写真●「世界に通用するアプリケーションを」と呼びかけるSony Ericsson Mobile CommunicationsのSimon Walker氏
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海外のPlayNowは年間2億ダウンロード

 ソニー・エリクソンの世界市場向けの施策と、日本市場向け施策は異なる。この日の説明は、世界市場向けの施策を中心としたものだった。同社のサイト「PlayNow」は、21カ国でコンテンツやアプリケーションのダウンロード販売を行っている。また、これまでに15カ国で、開発者向けイベントを実施している。

 海外市場向けPlayNowに登録されているアプリケーションは、Java ME、Symbian、Windows Mobile、ソニー・エリクソン独自のプラットフォームOSEなどを対象としたものが多い。今後はAndroidに大きくシフトしていく考えだ。

写真●海外市場向けコンテンツ販売サービス「PlayNow」
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 世界市場向け施策のポイントとしては、日本在住の開発者でも世界市場向けアプリケーション市場に参加可能なことがある。ソニー・エリクソン製の携帯電話は世界で2億人の利用者がおり、1年間で2億件のダウンロードがあるという。

写真●PlayNowは年間2億件のダウンロードがある
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 説明の中で印象的だったキーワードは「量より質」である。Androidマーケットには3万本以上のアプリケーションが登録されているが、その内容は玉石混交である。ソニー・エリクソンでは、独自の審査や開発者向けプログラムの充実により、魅力的なアプリケーションをそろえたいと考えている模様だ。

 世界市場向け「PlayNow」の特徴は、submit.sonyericsson.com から誰でも登録でき、登録料や年会費は無償で参入の敷居が低いこと(たとえばGoogleのAndroidマーケットは25ドルの登録費が必要となる)、登録されたアプリケーションは30日以内に審査を終える体制であること、マーケットでのアプリケーション売り上げの70%は開発者の収入となること、また優れた開発者と認められればHero Developerとして独自APIの情報などが提供されること、である。日本の開発者も、これらの制度に参加して、世界市場向けにソニー・エリクソン製携帯電話の特徴を生かしたアプリケーションを販売することは可能である。

写真●PlayNowへの登録手順
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