PR

 「マネジメントについて学ぶ」とは、少々やっかいなものだ。マネジメントに関するセオリーやハウツーに関する情報は多々あれど、ややもすれば教科書的で、理屈では分かっても実感を伴わないことが少なくない。そもそも、マネジメントの勘所を一言で表現しようとすると抽象的になってしまい、誰もが知っている「陳腐な話」に聞こえてしまうことがある。

 そうした知識が、あぁ、そういうことだったのか、と「ふに落ちる」のは、それを自ら体験したときか、誰かの経験談を見聞きしたときではないだろうか。ある難しい状況の中で、「こうしたらうまくいった」「あのときは、こうすべきだった」「○○とは、こうあるべき」といった具体的な「実体験」「経験に裏打ちされた知見」は、マネジメントの勘所を学ぼうとする人々の頭にも心にも、すっと染み込んでくる。今回は、そんな連載を中心に紹介したい。

経験に裏打ちされたITマネジメントの極意

 情報システムの開発を巡り、経営層、利用部門、情報システム部門、ベンダーの間には「誤解」「対立」「なれ合い」「丸投げ」など、複雑な関係性やコミュニケーションの問題がある。それらをマネジメントするのは骨の折れる仕事である。

 お薦め記事の最初の3本は、その悪しき構造をあぶりだし、それぞれの立場で「考えるべきこと」「なすべきこと」を提示した連載だ。いずれもマネジメント経験が豊富な執筆者によるもので、マネジメント層から多大な支持を得た。

 『改革の軌跡 あのプロジェクトの舞台裏』は、そのタイトル通り、プロジェクトの“当事者”に取材した事例コラムである。経営者や現場のマネジャの決断、運営のありさまを描いている。『「見える化」だけで経営は変わらない』は、コンサルタントの目を通して、「見える化」というマネジメント手法の問題点と解決策を提示している。

【お薦め記事】

賢者・識者のまなざし

 マネジメントのヒントを広い視野で求めようとすれば、そのまなざしは自ずと日本の先達や海外にも及ぶ。ITから少し離れた目線でマネジメントのあり方を見つめ直せば、そこには何らかの「気づき」があるはずだ。多くの読者の目をくぎ付けにした、魅力あふれる連載を選んだ。それぞれに持ち味があるが、一つだけ内容を紹介しておこう。

 『論語に学んで、ブレない経営を!』は、論語を現代の経営に生かす視点で解きほぐした連載である。毎回、現代の名だたる経営者たちのエピソードを紹介しながら、論語との接点を論ずる。読み進めていくと、経営者の間で「論語」の愛読者が多い理由がよく分かる。

【お薦め記事】

プロジェクトマネジメントの基本と実践

 QCD(品質・コスト・納期)を満たしたITプロジェクトの成功率は、いまだに3割程度と言われている。それゆえ、プロジェクトマネジメントに関する記事は、どれも人気がある。

 とりわけ『プロジェクトマネジメント入門』は、連載開始以来、ずっと多くの読者に読まれ続けているロングヒット作だ。『プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」』では、凄腕プロマネが明かす“アンチパターン”に絶大なる支持が集まった。

【お薦め記事】