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 来客者が帰るときは、「わざわざ来て下さってありがとうございました」「気をつけてお帰りください」という感謝の気持ちを込めて、「最後まで」見送ります。このような気持ちを込めることを考えると、自然とお辞儀は「最敬礼」(manner009を参照)になるはずです。

 選択肢1の「打ち合わせをした部屋のドアから見送る」は、最後まで見送ることになりません。選択肢4の「出した飲み物を片付けながら見送る」も同様です。片付けは見送った後に行えばよいのです。

 「最後まで」の基準は、来客者との関係(重要度や面会の頻度)によって変わってきますが、どんな来客者であっても、最低限エレベータホールまでは同行しましょう。

 エレベータホールまで同行するときは、「今日お会いできて良かった」といった感想や軽い話題で会話をするとよいでしょう。エレベータホールに着いたら、自社の人間のうち目下の人がボタンを押してエレベータを呼び、エレベータが来たら、扉が閉まらないようにボタンとエレベータの扉を手で押さえて、来客者に「どうぞお乗り下さい」と声をかけます。エレベータホールで見送る場合は、扉が閉まるまで最敬礼を示します。

 できれば行いたいのが、選択肢3の「ビルの出入り口から姿が見えなくなるまで見送る」です。特に重要な顧客には、ビルの出入り口から見送るようにします。姿が見えなくなっても、しばらくは最敬礼を示しておきましょう。


岩淺 こまき(いわあさ こまき)
グローバル ナレッジ ネットワーク 人材教育コンサルタント
1997年,システム販売会社に就職し,営業・技術支援および導入企業向けの研修を担当。その後,人材紹介会社での中途入社社員向けビジネスマナー/IT研修,メーカーでの販売促進セミナーの企画・運営業務を経て,2007年より現職。ビジネスマナー,プレゼンテーション,コミュニケーションなどヒューマン・スキル研修の実施に当たっている。