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CIO相当職を務める村田和幸・理事情報セキュリティ本部長兼技術本部長
CIO相当職を務める村田和幸・理事情報セキュリティ本部長兼技術本部長
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 日立物流は、物流業務を一括代行する3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業の国内最大手。2009年3月期まで6期連続増収増益を果たすなど好調で、ユニ・チャームやドイツのアディダスなどを顧客に抱える。日立製作所グループだが、売り上げの7割は日立グループ以外の顧客から稼ぐ。

 同社のCIO(最高情報責任者)相当職を務めるのは村田和幸・理事情報セキュリティ本部長兼技術本部長(2010年3月31日までは理事技術本部本部長)である。村田本部長は行動派の技術職で、若手時代から技術部門の業務に取り組む傍ら、営業活動にも積極的に参加してきた。まだグループ外の企業からの物流業務の受託が限られていた1980年代には、東京・原宿近辺の小さなアパレル会社を1軒ずつ訪問。製品在庫をオンラインで把握できる情報システムを提案し、物流業務を受託してきた。現在でも営業担当者のように、数社の取引先と連絡を取り合っているという。

 行動派の村田本部長だけあって、IT(情報技術)部門の部下たちにも営業や物流業務の現場に積極的に加わることを奨励している。営業や物流の業務を支援するためだけではない。「現場の業務を自らで主体的に体感してこそ、情報システムをどう設計すると現場が使いやすいのかが初めて理解できる」と考えているからだ。

 この村田本部長の方針の下、同社のIT部門では「情報システムの中身を理解できても半人前、現場が分かって一人前」という言葉が浸透した。各担当者は、顧客への営業活動や、受注した物流業務の立ち上げ作業に必ず参加する。こうして培った現場の経験を生かし、2010年5月には新しい国際物流管理システム「Super HIGLOS(スーパーハイグロス)」を本稼働させる計画だ。

Profile of CIO
◆普段読んでいる新聞・雑誌
・日本経済新聞
・読売新聞
・日経情報ストラテジー
・日経コンピュータ
・月刊ロジスティクス・ビジネス
など

◆ストレス解消法
・電車内での読書。乱読派で歴史小説、ミステリーと幅広く読んでいます。最近は宮城谷昌光氏の作品を読みました
・休日に自宅で何も考えずに過ごす時間を大切にしています