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アクセンチュア IFRSチーム
テクノロジー コンサルティング本部
シニア・マネジャー
大野 純一

[Question2]
IFRSでは「第●号」という言い方をしますが、全体としてどのような体系をとっていますか?

 IFRS(国際会計基準)の具体的な内容は、「会計基準(IAS、IFRS)」と「解釈指針(SIC、IFRIC)」から構成されます。これらは、IASB(国際会計基準審議会)とその前身であるIASC(国際会計基準委員会)により策定されたものです。

 IASとSICは、IASCが公表したものです。ただし、IASBの承認を得て継続的に更新されており、現在も有効なものです(関連記事:キーワードで理解するIFRS [2]IASB)。

 これらの略語について、簡単に説明しておきます。

●組織
  • IASB:International Accounting Standards Board(現在の会計基準設定主体)
  • IASC:International Accounting Standard Committee(IASBの前身の会計基準設定主体であり、現存しない)
  • IFRIC:International Financial Reporting Interpretations Committee(現在の解釈指針設定主体)
  • SIC:Standing Interpretations Committee(IFRICの前身の解釈指針設定主体であり、現存しない)
●会計基準
  • IFRS:International Financial Reporting Standards(IASBが公表した会計基準)
  • IAS:International Accounting Standard(IASBの前身であるIASCが公表した会計基準)
●解釈指針
  • IFRIC:International Financial Reporting Interpretations Committee(IFRICが公表した解釈指針)
  • SIC:Standing Interpretations Committee(IFRICの前身であるSICが公表した解釈指針)

会計基準(IAS、IFRS)

 会計基準(IAS、IFRS)は、財務諸表の作成および表示に関する概念フレームワーク、および、IAS第1号から始まる個別基準書から構成されます。

 財務諸表の作成および表示に関する概念フレームワークは、会計基準の基礎にある前提や概念を体系化したものであり、会計基準の上位概念として定義されています。財務報告の目的、会計情報の質的特性・制約、財務諸表の構成要素、財務諸表における認識と測定から構成されます。

 現在有効なものは表1の通りです。

表1●IAS/IFRSの現状
IASB、企業会計基準委員会(ASBJ)、日本公認会計士協会(JICPA)開示資料を元にアクセンチュア作成
表1●IAS/IFRSの現状
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