経済危機による大幅な業績の悪化を受けて、経営者心理の冷え込みとともに情報システム投資も大きく落ち込んでいる。しかし、生き残りをかけて激化する国境を越えた企業間競争に打ち勝つためには、縮小均衡に陥るのではなく、経営をより効率的・効果的に行うためにグループを一つの組織体と考えて全体最適化を図る「連結経営」に舵をとるべきだ。そして、連結経営の肝となる神経系統を司る仕組みとしての情報システム基盤を整備する必要がある。

 本連載では、連結経営に詳しいメンバーがリレー形式で筆を取り、連結経営とそれを支える情報システムの必要性とその意義、情報システムの青写真を描くうえで検討すべき事項を解説していく。