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 大阪で2010年4月24日、開催されたイベント「Android Developers Forum in Osaka」。そのライトニングトークスでは、個性的なアプリから体験談、実用性の高い技術のTipsまで、さまざまな発表が行われた。

 Android Developers Forum in Osakaは主催 日経BP社 ITpro、Android Application Award事務局、日経BPセミナー事業センター、特別協賛 NTTドコモ、特別協力 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、日本Androidの会により開催された開発者応援イベント。4月17日に東京で行われた「Android Developers Forum in Tokyo」(関連記事)に続くものだ。

 キーパーソンによる講演(関連記事)に続いて行われたライトニングトークスは、各発表者が5分の制限時間内に情報を凝縮して語った。時間が来るとドラの音によって打ち切られるのがルール。公募で集まった6人の発表者が、ユーモアを交えたトークを炸裂させた。

写真●ライトニングトークスの時間切れを告知するドラ

過去と現在の地図を重ね合わせるアプリ

写真●農業・食品産業技術総合研究機構 寺元郁博氏

 農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 生産支援システム研究近中四サブチーム 主任研究員の寺元郁博氏は,同氏が開発したAndroid地図ビューアWMC(Web Map Client)を紹介した。

 WMCは明治時代の古地図を現在の地図と重ね合わせて表示できる。「過去と現在の地図を重ね合わせることで、区画整理された、昔は田んぼだった、といったことが分かる」(寺元氏)。

 最終的に寺元氏が目指しているのは「地図機能付きの農作業支援アプリケーション」だ。大阪のデータが少ないため、協力者を募集しているという。

「立ち上がれ、日本語アプリはまだ少ない」

写真●エモーションプラス 原秀樹氏

 エモーションプラス 代表の原秀樹氏は「Android Marketなう」と題し,同マーケットの現状についてまとめた。

 原氏は,お絵かきソフトの「ポケットスケッチ」、海外向け漢字表示アプリ「KANJI is COOL!!」、Yes/Noをランダム提示してくれる「Androidの決断」の3本を公開している。

 Android Marketは無料アプリケーションが6割、有料が4割。4割がダウンロード数50未満、3分の2が1000未満。日本語で使えるアプリはまだ少ないというのが原氏の印象だ。「立ち上がれ!日本」と原氏は日本のアプリケーション開発者に奮起を促した。

高速、軽量のフォントエンジン「KeiType」

写真●モリサワ 小室貴史

 モリサワ 開発室の小室貴史氏は、「KeiType」を紹介した。KeiTypeは同社が開発している組み込み向けフォントエンジンで、Androidにも対応している。

 Android標準のフォントエンジンであるFreeTypeよりも「2~5倍表示が高速で、3分の1のフォント容量」(小室氏)だという。

 すべてのOS文字をKeiType利用に変更することが可能であり、組み込み向けフォントや、アプリケーション組み込み向けライブラリも提供する。ARIB(電波産業会)が企画したARIBなどの外字にも対応する予定だ。