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 米Googleが配布を開始したAndroidの新バージョンであるAndroid 2.2(開発コード名「Froyo」の第一印象は、「新技術の投入と完成度の向上が両立している」というものだった。

 Android 2.2は、2010年5月20日、米Googleがサンフランシスコで開催した開発者向け会議「Google I/O 2010」2日のキーノート(基調講演)において発表された。この時点ではGoogleが販売するスマートフォンNexus Oneを対象に「数週間以内に配布を開始する」との発表だったが、一部のユーザーの手元にはさっそくその週末にアップデートが配信されて大きな話題となった。筆者も、この時配布されたバージョンのFroyoを導入し、数日間体験してみた(写真1)。

写真1●Android 2.2のホーム画面
Android2.1と大きな違いはないが、「通話、アプリ一覧、ブラウザ」を画面下部のウィジェットに集約し、アプリのアイコンをより多く置けるようになった
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 特に注目したいのは、アプリ実行を高速化するJIT(ジャスト・イン・タイム)コンパイラと、ネットワーク越しにインテントを発行してデバイスを制御できる「Cloud to Device Messaging(C2DM)」の2つの新技術である。Flash Playerの登場、テザリングによるWiFi(無線LAN)ルーター機能などの搭載で、利用範囲も広がった。標準搭載アプリケーションの機能向上など、細かな改善点も多い。

 Android 2.1の登場から半年でこれだけの機能向上を達成していることには、率直に言って驚いた。Androidの開発スピードは「凄まじい」と呼べる水準にある。