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 電池で駆動する小型ルーター「モバイルルーター」の新製品が相次ぎ発売されている。米アップル製のタブレット型端末「iPad」、さらにAndroid端末をはじめとするスマートフォンの人気に火がつき、外出先で高速通信を利用したいというニーズが高まっているからだ。

 モバイルルーターは、「SIMカ ード」と呼ぶ契約者情報を記録したICカードを、ルーター本体に接続して利用する。無線LANモジュールを搭載するスマートフォンやノートパソコン、タブレット型端末などは、モバイルルーターと無線LAN通信を行い、通信事業者のネットワークを経由してインターネットに接続する仕組みである()。

図●モバイルルーターを使ってインターネットに接続する仕組み
図●モバイルルーターを使ってインターネットに接続する仕組み
複数台のモバイル端末で無線LAN環境を利用できる。通信事業者が提供するデータ通信定額料金メニューも充実

 iPadやAndroid端末など主にコンシューマー向け端末での利用が進むモバイルルーターだが、「企業ユーザーからも、利用したいという問い合わせは多い」と、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)の小林忠男社長は話す。

 NTTBPは、バッファローと共同で、NTTドコモのネットワークに接続可能な「ポータブルWi-Fi」を開発。6月24日からバッファローが販売を開始する。

 モバイルルーターは1台につき、5~6台の端末が同時に無線LANを利用できる。例えば、社員5人が出張先で、同時にノートパソコンやタブレット型端末を利用したい場合でも、モバイルルーターとSIMカード1枚だけで済む。「高速のデータ通信を利用するために、複数の回線を契約する必要がなく、通信コストの節約にもつながる」。NTTBPの小林社長は、企業がモバイルルーターを使うメリットをこう説明する。

 イベント会場などで無線LANを利用する必要がある場合にも、モバイルルーターで、臨時の無線LAN環境を容易に構築できる。