iアプリにはクローズドであるという印象を持っている人も多い。だがiアプリは仕様が公開されており、開発用のSDKも無償提供されている。いつでも誰でもiアプリを開発することができる。しかも、Webサーバーさえ用意すれば誰でもiアプリの配信が可能だ。一部の高度な信頼性を求められる機能はiアプリDXというクローズドなプラットフォームがあり、特別に申請しないと開発できない。だが、公開されている機能だけでも、様々な種類のiアプリを開発することができる。

iアプリ開発環境を準備する

 iアプリを開発するには、iアプリの仕組みを理解すること、iアプリ開発SDKを理解することはもちろんだが、Javaそのものの知識が必要である。またJavaプラットフォームのうち、J2ME(Java2 Micro Edition)の知識も必要となる。

 前提となる知識はともかく、iアプリは身近にパソコンが1台あれば開発できる。専用のiアプリ開発ツールはNTTドコモが無償で提供している。第1回、第2回で解説した通り、iアプリにはDoJaアプリとStarアプリがあり、それぞれ開発ツールが異なる。あらためて第1回で紹介したiアプリの歴史を参照してほしい(図1)。シリーズと対応機種が一通りわかる。

図1●iアプリの歴史
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 DoJaで利用可能なiアプリ開発ツールは以下のような種類がある。

DoJaアプリ用:

・DoJa-1.0プロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-1.5OEプロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-2.0プロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-2.1プロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-2.5OEプロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-3.0プロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-3.5プロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-4.0プロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-4.1プロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-5.0プロファイル向けiアプリ開発ツール
・DoJa-5.1プロファイル向けiアプリ開発ツール

 DoJa向け開発ツールは、新たなバージョンのDoJaが出るたびに下位互換性を持った開発ツールがリリースされているので、DoJa-5.1の開発ツールがあれば、一通りの国内向けDoJaアプリの開発はできる。海外向けiアプリは「OE」の付く開発ツールを使用する。

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