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2010年7月16日

 7月11日に紋別の地域医療を育て守る会の講演に行ってきました。テーマは「自宅で安らかに逝くためには -在宅医療の現場から-」でした。約50人の守る会の皆さんが熱心に聞いて下さいました。

 この会は普通の会社員の方や議員さん、主婦の方、市役所の職員など皆さん手弁当で集まって活動されています。本当に紋別の地域力を感じさせてくれる集まりです。

 紋別市は人口2万4912人(平成22年3月31日)。オホーツク海に面する漁業や酪農、観光の町です。

 流氷やガリンコ号が有名ですが、カニやホタテといった海産物がおいしい町で、最近ではホワイトカレーを売り出して話題になっていました。

 夕張から紋別までの距離は実測で約290kmです。かなり遠いのですが、以前に比べたら高速道路が丸瀬布まで完成して、さらにその先の峠道も金八トンネルが完成したお陰で時間が短縮されて、4~5時間程度で行けるようになりました。

 朝4時起きで夕張から岩見沢まで走り、岩見沢からは高速道路に乗って寄り道をしながらの旅でしたが、高速料金は無料でした! 今回は時間に余裕があったので、幾つか寄る場所を決めていました。

 まず朝8時ころに少し足を延ばして、遠軽の瀬戸瀬温泉に行きました。山奥の古い温泉宿ですが、「これぞ温泉」といった感じのひなびた宿で、温泉マニアでもある私にはとても魅力的な温泉です。

 それから、かつて東洋一と言われていた鴻之舞金山の跡地を見学しました。旧上藻別駅逓所(駅逓所:北海道独特の制度で、開拓のために北海道にやってくる人や旅をしている人の宿泊所で、人や馬を貸し出したりもしたそうです)がボランティアの人達によって再現されて、その中で鴻之舞金山の歴史が説明されていました。

 大正6年に住友によって本格的に開発され、金や銀が採れたのだそうです。年間金2.8トン、銀51トンを生産していたこともあり、ゴールドラッシュで突如山の中に都市が栄えて、昭和40年代の閉山と共にゴーストタウン化したという、夕張のような炭鉱町と似た歴史を持ちます。

 山の中の所々に住宅や学校、鉄道や工場の跡が残っており、1966年のヒット曲である「銀色の道」という歌はここがモデルになったのだそうです(ダークダックスとザ・ピーナッツが発表しています)。

 珍しく時間があったので、紋別市内の見学もずいぶんしてきました。町中の温泉(とっかりの湯)、氷紋の駅、博物館、まちなか芸術館などを回ることができました。

 今回も紋別市の議員の横内さんにずいぶんお世話になりました。この方は紋別の地域医療を育て守る会のメンバーなのですが、博物館や美術館、小規模多機能住宅などを案内していただきました。

 紋別市の博物館や美術館はとてもレベルが高く、コンパクトですが内容が充実していて、地域への思い入れを感じる施設です。学芸員の方の努力が伝わってきました。

 講演後の食事会には市長さんも顔を出して下さいました。市民の方と普通に接している姿がとても印象的でした。

 翌日は急病センターの当直をしてから夕張へ帰りました。慌ただしいスケジュールでしたが、内容は充実していて元気をいただきました。

 最近感じていることですが、自分のマニアックな性格が地域を見つめる時に案外役に立っているように思います。

 今後もこだわりを持って北海道を見つめていきたいと思っています。紋別市でお世話になった皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

2010年7月26日

 「鬼の撹乱(かくらん)」というのは、普段元気な人が珍しく病気になることを言うのだそうです。

 私はこの数年間、とても不健康で不規則な生活をしていたにもかかわらず、風邪も引かなければ、入院することもありませんでした。丈夫に育ててくれた親に感謝しています。

 連休前に風邪をひき、喉の痛みから熱、体の痛みや咳(せき)と進行し、連休中は動けなくなってしまいました。

 いつものことですが、私が風邪をひくのは週末や連休前で仕事に支障が出ないことになっていて、「病は気から」というのもうなずけます。

 いつも風邪をひくと師匠の五十嵐先生の教えの通り、水分を取り、暖かくしてひたすら寝ます。薬は極力飲まないようにして、高熱でもない限りはお風呂も積極的に入ります。

 今回はあまりに辛かったので、フラフラしながら初日に薬局へ行き薬を買いました。

 基本的に薬剤師でもある私は、薬局で薬の新製品などを見るのが大好きです。普段薬を飲まないせいか、飲むと本当に症状は軽くなり、強烈に眠くなります。

 連休の2日目には咳と鼻水だけになり、足元はフラフラしていましたが、昼過ぎに買い物に行きました。

 しまむらで靴下を買い込み、安売りのウナギを買ってきてうな丼を食べたのですが、今回は横で売っていた1人分350円の肝吸い付きです。

 具合が悪い間も在宅の方が暑さで調子が悪くなったりしましたが、訪問看護の皆さんが頑張って下さいました。本当に助かります。

 連休の2日目に1人だけ登山客の方がけがで来院して、風邪声で申し訳なかったのですが対応しました。

 残念ながら何人か問い合わせが来ていたのですが、その時には私の方が重症だったのでお断りしました。

 連休の最終日にはかなり調子が良くなり、書類整理に行きました。少し休むとすごい量の書類がたまっていて一気に片付けて帰りましたが、さすがに息が切れました。

 休みの間に寝込んでいたお陰で、本当に久しぶりに音楽を聴いたり、映画を見たりすることができました。

 体が弱った時に音楽を聴くと心にしみるように感じます。私の音楽ライブラリはこの10年間ほとんど変化していないのですが、昔ため込んでいたので困ることがありません。

 北海道らしくない蒸し暑い毎日でしたが、夏はこれからが本番です。本州では大雨でずいぶん被害が出ているようですが、情報に耳を澄ませて用心していくしかありませんね。

 伊豆に住んでいた時には、一家に必ず非常用の懐中電灯や水、食料が入った避難袋が用意されていましたが、北海道へ戻ってからは準備していないので、この機会に自宅にある非常用品を見直してみることにします。

 7月中の予定はいっぱいで大変ですが、暑さに負けないように頑張りたいと思います。御心配をかけて申し訳ありませんでした。

 ところで、夕張メールマガジンを発行して下さっている木下敏之さんが福岡市長選に出ることが報道されていました。

 この手の話はご本人からは言いにくいと思いますが、遠い北海道から応援したいと思います。

 佐賀市長の時の行政改革やベンチャー企業の経営、事業仕分けの時の経験が福岡市の将来に生きていくことを期待しています。頑張って下さい!