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写真●実証実験に利用しているコンテナ型データセンター。写真提供:インターネットイニシアティブ
写真●実証実験に利用しているコンテナ型データセンター。写真提供:インターネットイニシアティブ
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)の練馬データセンターは、同社が2009年11月に開始したクラウドサービス「IIJ GIO」と組み合わせたときの使い勝手を高めているのが特徴だ。IIJ GIOは仮想マシンや専有可能なサーバーを月額8000円からと安価に貸し出すホスティングサービス。練馬データセンターは、IIJ GIOを運営している別のデータセンターとの間で、VPN(Virtual Private Network)を構築するための設備を用意している。心斎橋データセンターにも同様の設備がある。

 練馬データセンターに自営のシステムをハウジングすれば、IIJ GIOで借り受けて構築したシステムとの間でVPNを介した安全な通信が可能になる。さらにVPNに使う回線は「当社のバックボーンを使って2重化している」(IIJ サービス事業統括本部 データセンター事業統括部 部長 久保力氏)。IIJ GIOを運営するデータセンターに自前の回線でつなぐよりも、信頼性の高いネットワークを安価に構築できるという。

コンテナ型データセンターでより安価に

 IIJはIIJ GIOの付加価値を高めるため、別の手も打っている。2011年3月に、IIJ GIOを動かす「コンテナ型」データセンターを建設する予定である。コンテナ型はサーバー、電源、空調などをすべてコンテナに入れ、屋外にそのまま置いて運用するもの。建設コストや電力コストを下げられるとして、米Googleや米Microsoftなどのクラウドサービス事業者がこぞって導入を進めている。

 IIJはコンテナ型データセンターの実証実験を中部地方のある地域で2010年2月に開始した(写真)。外気を直接使う冷却方式を採用し、1年かけて電力コストの削減量などを調べる。冬期に外気の湿度が低くても静電気が起こりにくくするため、電力使用量が少ない気化式の加湿機を導入している。2月の実験では電力利用効率を表すPUE(Power Usage Effectiveness)が1.07に達し、通常のデータセンターの約2倍にまで効率を高められたという。

基本情報
●名称:練馬データセンター
●場所:東京都練馬区
●最寄り駅:要問い合わせ
●料金:要問い合わせ