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 IPv4ネットワークで通信相手を識別するのに使うIPv4アドレスは、これから新規に割り振ろうにも、在庫がほとんど残っていない。8月6日には、未割り振りのアドレスがついに総アドレス数の約5%にまで減ってしまった(関連記事)。2011年6月ころ、IPv4アドレスの大元の在庫を管理するIANA(Internet Assigned Numbers Authority)にある残り在庫が底を付くと予想されている。そのため、アドレスが潤沢にあるIPv6ネットワークへ移行する必要性が高まってきている。

 IPv6への移行策はいろいろあるが、ITproではその一つである「IPv6/IPv4トランスレータ」に注目し、昨年10月から連載「IPv6/IPv4トランスレータ入門」を掲載してきた。IPv6/IPv4トランスレータは、IPv6パケットとIPv4パケットを変換する技術だ。IPv4アドレスを持つ機器とIPv6アドレスを持つ機器が相互に通信できるようにする。本連載は今週完結し、IPv6/IPv4トランスレータの動作と設置方法、アドレス変換手法の最新動向などを一通り押さえられようになった。IPv6への移行策を考えるうえでの参考にしていただければ幸いである。


第1回 トランスレータの役割

第2回 トランスレータの動作概念(パケットの変換・前編)

第3回 トランスレータの動作概念(パケットの変換・後編)

第4回 トランスレータの動作概念(アドレスの変換と通知)

第5回 アドレスのマッピング方法

第6回 トランスレータの利用例(サーバー・サイドに設置する場合)

第7回 トランスレータの利用例(クライアント・サイドに設置する場合)

第8回 まとめとトランスレータを取り巻く状況