PR

McAfee Avert Labs Blog
How Much Does My Identity Cost?」より
August 23,2010 Posted by Francois Paget

 フィッシングと身元情報窃盗の狙いはお金だけでない。サイバー犯罪者たちが盗んだ金融資産以外の情報は、法的な偽文書の作成と販売に利用される。

 オンライン犯罪の世界では、マルウエア販売やボットネットのレンタル、サービス拒否(DoS)攻撃の実行よりも、偽造文書を売った方がもうかる。筆者は先日、こうした商売について調べてみた。

 犯罪によく登場する文書の一つにパスポートが挙げられる。以下のWebサイトには、国別で各種パスポートが用意してある。最も安いパスポートは、アゼルバイジャンのもので870ドル。フランスのパスポートは5530ドルする。購入希望者が身元情報とサイン、写真を送ると、あとの作業はここの詐欺師がすべてやってくれる。

 このWebサイトは、2000~1万5000ドル程度の買い物に使える多種多様なクレジットカードも取りそろえている(10枚まとめ売りしている)。なかには支払い限度額が5万ドルのプラチナカードまである。

 パスポート、お金と来たら、次は運転免許証がほしくなるだろう。心配ご無用。ちゃんと購入可能だ。

 顧客の要望に応えるため、このWebサイトの運営者は国と州に分けて運転免許証を用意している。以下の画像は、ロシアと米ミシガン州の免許証だ。

 こうした偽造文書を作ろうとする犯罪者は、通常のフィッシング攻撃で得られる金融関連の情報だけでなく、さまざまな個人情報を入手する必要がある。そのために、オンラインとオフラインの両方で情報のありかを攻撃目標とする。攻撃から身を守るには、どのような情報をソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で公開し、ごみ箱に捨てるかを把握しておかなければならない。


Copyrights (C) 2010 McAfee, Inc. All rights reserved.
本記事の内容は執筆時点のものであり,含まれている情報やリンクの正確性,完全性,妥当性について保証するものではありません。
◆この記事は,マカフィーの許可を得て,米国のセキュリティ・ラボであるMcAfee Avert Labsの研究員が執筆するブログMcAfee Avert Labs Blogの記事を抜粋して日本語化したものです。オリジナルの記事は,「How Much Does My Identity Cost?」でお読みいただけます。