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日本オラクル
アプリケーションビジネス推進本部
ディレクター
桜本 利幸

 前回は「業務アプリケーションの視点」を形づくる三つの領域のうち、一つ目の「報告とレポーティング」を説明した。今回は、二つ目の「総勘定元帳・仕訳・勘定科目」を取り上げる。IFRS(国際会計基準)対応を支える情報システムを実現するうえで、特に重要になるのがこの領域である。

「複数帳簿」や「複数仕訳生成」を可能に

 この領域で目指すのは、「グループ財管(財務+管理)会計基盤」である()。一般会計システム、あるいはGL(総勘定元帳)システムと呼ばれるシステムが主役となる。GLシステムは財務・会計システムの中枢であり、まさにIFRSの根幹である。ERP(統合基幹業務システム)の中でも最もコアとなる部分だ。

図●共通GLシステムでグループ財管会計基盤を構築
図●共通GLシステムでグループ財管会計基盤を構築
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 グループ財管会計基盤は、「複数帳簿」や「複数仕訳生成」などの機能を提供する。複数帳簿は、IFRS基準に基づくGLや日本基準に基づくGL、子会社のGLといった、異なる会計基準や機能通貨に基づく複数のGLを同時に保持し管理できるようにするもの。複数仕訳生成は、一つの取引から会計基準や通貨の異なる複数の仕訳を生成して対応する複数のGLに送りこむ機能である。

 勘定科目の定義や管理もこの基盤で実行する。「マネジメントアプローチ、セグメント報告のための財管一致勘定科目マスター」の登録・管理機能で実現する。