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 Azure上でアプリケーションを開発するためのガイド「Microsoft patterns & practices」のPart2が公開されました。今回のPart2では、SaaS型サービスに焦点を当てています。それ以外に、PHPの資産をAzure上で利用するためのツールや、AppFabricのLABSとSDKの新版もリリースされています。

アーキテクチャガイドのPart2がリリース

図1●新たに公開された“Developing Applications for the Cloud”
図1●新たに公開された“Developing Applications for the Cloud”
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 Microsoft .NETのアプリケーションにおける実際の開発経験から導き出したパターンをまとめた実践的なガイドが「Microsoft patterns & practices」です。このPatterns & Practicesとして、「Windows Azure Architecture Guide」のPart1(“Moving Applications to the Cloud”に改題)が公開されたことは以前の記事で紹介しました。

 これに続き2010年9月21日、Part2と呼ばれていた“Developing Applications for the Cloud”が正式公開となりました(図1)。Part2では、オンデマンドでスケーラブルなSaaS型サービスを提供するマルチテナントの新規アプリケーション開発シナリオについて解説しています。

●関連情報
[Microsoft patterns and practices : Developing Applications for the Cloud on the Microsoft Windows Azure Platform]

Windows Azure Companionなどの相互運用性ツールを公開

図2●第一弾としてPHP版のWindows Azure Companionをリリース
図2●第一弾としてPHP版のWindows Azure Companionをリリース
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 Windows Azure Platformは、他のアーキテクチャとの相互運用性を念頭に置いて設計・構築されています。例えば、SOAP、REST、XML、PHPなどの標準的な規格やプロトコルをサポートするほか、開発環境もマイクロソフトの.NET以外にPHP、Ruby、PythonまたはJavaが利用できます。アプリケーションを開発するツールとしてもマイクロソフトのVisual Studioに加え、Eclipseを使用できます。

 2010年9月22日、Windows Azure上でオープンソース言語によるアプリケーションを構築する際に、既存資産のプラットフォーム要素やアプリケーションのインストールと配置をサポートするツール「Windows Azure Companion」が公開されています(図2)。まずは第一弾として、現時点ではPHPに対応しています。これを使うと、PHPで作成したランタイムやフレームワーク、アプリケーションをWindows Azure上に置けるようになります。

 なお、Windows Azure SDK for PHP(Ver 2.0)、Windows Azure Tools for Eclipse for PHP(2010年9月版)、Windows Azure Command-line Tools for PHP(2010年9月版)もアップデートされました。

●関連情報
[MSDN Code Gallery : Windows Azure Companion」]
[Windows Azure Team Blog : New Cloud Tools Ease PHP Development to Windows Azure]
[Windows Azure Platform Website : Windows Azure Platformと相互運用性]

AppFabric LABSとSDKがアップデート

 アップデートが月例となっているWindows Azure AppFabric SDK(ソフトウエア開発キット)およびWindows Azure AppFabric LABSについて、2010年9月版が9月23日に公開されました。SDKは今回から64ビット版と32ビット版が提供されています。LABSはWindows Live IDのほか、Google/Yahoo!/Facebookのアカウントによりシングルサインオン機能を実現するAccess Control Serviceの強化などが実施されています。

●関連情報
[Windows Azure AppFabric LABS](Windows Live IDによるログインが必要)
[Windows Azure AppFabric SDK V1.0- September Update]
[Windows Azure AppFabric Team Blog : Windows Azure AppFabric LABS September release now available]
[
CodePlex : Windows Azure AppFabric Access Control Service Samples and Documentation]

セキュリティ概要のホワイトペーパーを公開

 2010年9月24日、先日の記事でお知らせした「Windows Azure Security Overview」ホワイトペーパーの日本語訳が公開されました。安全性の高いアプリケーションを設計・開発するための具体的な推奨アプローチについては、“Windows Azure アプリケーション開発におけるセキュリティのベストプラクティス”ホワイトペーパーをご覧ください。

●関連情報
[原文(英語) : Windows Azure Security Overview](PDF)
[日本語訳 : Windows Azure セキュリティ概要](PDF)
[Windows Azure アプリケーション開発におけるセキュリティのベストプラクティス](PDF)