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 ネットワーク技術を中心に仕事をしていると、どうも発想が技術から沸いてきます。「この技術を使ってなにか面白いことはできないか?」と考えがちになるのです。この考え方が悪いとは必ずしも言えませんが、本来ならばニーズを基にして考えるほうがよいでしょう。

 よくある発想方法では、自分を極限までわがままにして、「不便なところをどうにか改善できないか?」と考えます。私はよく「わがままは良いこと」と周りに言いますが、周りの人がみんなわがままになってしまうと、私のわがままを聞いてくれなくなってしまうのが心配です・・・。

 さて、今回はネットワーク技術から離れて、私の会社も少しかかわっている「ニーズ発信型」のちょっと面白いプロジェクトをご紹介したいと思います。

旅先でのわがままに応える

 みなさんは旅先で時間が空いてしまって暇を持て余したり、夕食を食べる店を迷ったりしたことはありませんか? 結構出張が多い私はよく出張先で一人にされ、夜の街で食事場所を探してさまよったり、飛行機の時間が空いてしまって空港で一人さびしくメールを送受信したりしています。

図1●「こゆび」のキャラクター
図1●「こゆび」のキャラクター
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 そもそも、旅行などはある程度は予定を決めますが、現地に行くまでに思ったより時間がかかったり、早く観光が終わってしまったり、その場で行き先を変更したくなったりすることが多くあります。そんな時、情報端末を取り出してさっと検索してしまえばよいわけですが、世の中にはそんなことができる人はそう多くありません。

 こうなると、「旅先では最新の観光情報を持ち歩きたい」、おまけに「なんかお薦めのプランがあれば紹介してほしい」なんて思ったりします。こんなニーズから、高知市と地元の会社が数社集まって「こうちユビキタス観光コンテンツ協議会」なるものが作られました。愛称は「こゆび」といい、かわいいキャラクターたちもいます(図1)。