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 本書は、海底ケーブルだけに約400ページの紙数を充てている、海底ケーブルの専門書である。主な内容は、大きく二つに分けられる。前半は、主に技術面を取り上げている。光ファイバーの伝送技術、海底ケーブルの設計、中継器などの構成や設計を詳しく解説している。後半は、主に計画・設計・敷設・保守など、海底ケーブルの実際について説明している。

 本書の前書きをみると、主な対象読者として、海底ケーブルの関連業界に入ろうとしている人(大学や研究機関、通信事業者、通信機器/ケーブルメーカー、ケーブル工事会社)や、資格取得を目指す人を想定しているらしい。

 通信業界の中でも読者対象が限られているが、インターネットを支えつつもあまり知られることのない海底ケーブルについて知ることができ、読み物として意外に楽しめた。とくに海底ケーブルの敷設・陸揚げや、ケーブル船の詳細はなかなか興味深い。

光海底ケーブル

光海底ケーブル
光海底ケーブル執筆委員会著
パレード発行
4001円(税込)