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 科学研究分野の研究者を、Windows Azureを使ったクラウドコンピューティングで支援するというマイクロソフトの取り組みが発表されました。爆発的に増えつつある情報から必要な情報を簡単に取り出せる環境を整備し、研究者を本来の研究に集中できるようにしようというものです。マーケットプレイスであるPinpointの正式サービス開始と、Azure Guest OS 1.7の公開も紹介します。

文部科学省の「情報爆発プロジェクト」にAzureを無償提供

図1●情報爆発プロジェクトとMicrosoft Researchの協定発表
図1●情報爆発プロジェクトとMicrosoft Researchの協定発表

 現在、 文部科学省の科学研究費補助金を使った大規模な共同研究「情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究(情報爆発プロジェクト)」が進められています。この情報爆発プロジェクトに、マイクロソフトの基礎研究機関であるMicrosoft Researchが協力することが、2010年10月1日に発表されました(図1)。

 具体的には、Microsoft Windows Azureのクラウド技術に関連したリソースを、情報爆発プロジェクトに参加する研究班のグループに無償提供されます。学術コミュニティとの間で共有可能な共通ツール、アプリケーション、収集されたデータ群などをマイクロソフトが用意し、大量のデータの中に存在する情報を取り出せるデータマイニングのためのツールを自由に使えるようにします。そのほか、科学研究やクラウドコンピューティングに対する専門的な知識や経験も提供します。

●関連情報
[国立情報学研究所 : 情報爆発プロジェクトがマイクロソフトのクラウド活用で連携](国立情報学研究所の報道資料)
[Microsoft PressPass : マイクロソフトと国立情報学研究所が、クラウド コンピューティング活用の共同プログラムを開始](マイクロソフトの報道資料)

マーケットプレイス「Pinpoint」が国内でサービス開始

図2●正式サービスを開始したMicrosoft Pinpoint
図2●正式サービスを開始したMicrosoft Pinpoint

 2010年10月1日、パートナー企業が提供するアプリケーションやサービスを展示・購買できるマーケットプレイス「Microsoft Pinpoint」が日本向けにサービスを開始しました(図2)。

 Pinpointは、ユーザーがアプリケーションやサービス、またはパートナー企業を検索した上で、ワンストップでパートナー企業にコンタクトすることもできるサービスです。なお、Windows Azure上に展開しているサービスをPinpointで公開できるように、Windows Azure Developer PortalにもAzure Pinpoint Marketplaceへのリンクが用意されています。

●関連情報
[Microsoft Pinpoint]

Azure Guest OSの最新版1.7を公開

 2010年10月6日、ほぼ毎月の頻度で更新されているWindows Azure Guest OSの最新バージョン1.7が公開されました。今回のバージョンには、9月に更新プログラムが公開されたASP.NET のぜい弱性に対応する更新が含まれており、既存ユーザーに対してはバージョンアップが推奨されています。

 なお、すぐにバージョンアップできないユーザーに対してぜい弱性に対する攻撃を回避するための一時的な対策も公開されています。以前のGuest OSを利用するユーザーは、ASP.NETのを有効化し、同一のエラーページを返すように変更するという回避策を取る必要があります。

●関連情報
[MSDN Library : Windows Azure Guest OS 1.7]
[Microsoft TechNet : マイクロソフト セキュリティ情報 - MS10-070 ASP.NET の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2418042)]
[ASP.NET脆弱性の回避方法 - ScottGu’s Blog : Important: ASP.NET Security Vulnerability]